2008年10月
2008年10月31日
【重賞会談】 天皇賞(秋)・スワンS 京介の見解
■土曜京都 スワンS
先週の福島民友カップでスプリンターズS出走馬が全滅してましたが、
その馬たちはみんな夏場サマースプリントシリーズに皆勤していて
もうG1を戦い終えた時点でお釣りがなかった馬たちですからね。
その点、セントウルSからスタートして
セントウルS:時計が速すぎて前が止まらず全く追い込めず
スプリンターズS:逆に超スローの展開になってゴチャついてほぼ実力出せず
の2戦しかやってない追い込み馬たちは、余力が有り余ってると言えるのでは。
▲2.ジョリーダンス
もうほぼ成長伸びしろがなく、上積みも僅かな7歳牝馬。
牡馬同士のG2〜G1にも出走してそこそこ穴人気を集め、
また何かしら良いレース振りを見せるだけでも偉い。
ただ馬体はやはり枯れきっていて、トモの力強さも欠くし踏み込みも大きく流れっぱなし。
弾力とバネセンスだけで何とかしている現状だけに、
展開の方がこの馬に全て向くとか、そういったシチュエーションでも起こらないと…。
幸いにも今の京都はペース激化が多く差しが決まりやすいし、内枠引けたのも好材料ではある。
×3.サブジェクト
成長がないわけではないし状態も悪くはないが、
富士Sではほとんど存在感のない馬体。
いい状態をキープしていてのあの結果なので、
古馬同士の高速馬場決着では性能で見劣ると言わざるを得ない。
×4.カノヤザクラ
馬体は悪くないが流石にスプリンターズSのパドックの時点で腰から飛節に緩みが見られ、明らかにしんどそうだった。
ここを勝てればサマースプリントシリーズボーナスも加算、
というセントウルSを目一杯の仕上げで制して走破時計1分7秒3。
もう燃え尽きた状態になってもいささかおかしくはないだろう。
適性的にも新潟→4回阪神の全面野芝開催だった時と夏場の汗をかく時期に適性が当たっていて、
洋芝が伸び気候も厳しい冬場のレースは明らかに調子が落ちる馬。
昨年もこういったタイミングで人気して結果が出なかったのでは?
×5.トーセンザオー
スピードも体力も足りない8歳馬。
×6.タマモホットプレイ
特に状態が上がって来た印象はない。スプリンターズSで最低人気の評価。
流れが向いてどこまで。
△9.ファイングレイン
パドック的には状態がイマイチ戻ってきてないように思える。
しかし直飛っぽい脚の造りやピッチの速いフットワークからも、
直線急坂のタフな中山よりは長い平坦スピード争いの京都の方が走れるタイプ。
59kgを背負い大して絶好調にも戻ってない中でどれだけの競馬が出来るか。
△11.トウショウカレッジ
サマースプリントシリーズで2戦こなしたとは言え、
北海道帰りの馬たちはスプリンターズSのパドックで全く痛んでいなかった。
輪郭がイマイチシャキッとしない割にムチムチした筋肉量が目立つ馬だが、
手脚が長く走りのストロークの大きい馬で小回りよりは長い直線向き。当日の比較次第では。
○15.スズカフェニックス
追い込み馬のくせしてとにかく競馬ぶりも体調も大崩れしないのは偉い。
強い馬が何か出てきたり、馬場が速すぎて前が止まらないなど
自分の力が及ばない状況になるとどうしようもないが、
まともな差し比べでの争いであれば不意に馬券圏内を外したりはしない。
スプリンターズSに比べれば大幅に相手も弱化してるし、
堅軸らしい扱いはしてもいいと思う。
実際どのくらいの実力かわからない上がり馬を向こうに回して、
相手との距離を測って後から差す競馬を京都で行えるのはかなり有利では?
■日曜東京 天皇賞(秋)
多分当日は雨の宝塚を越える今年一番の人出だと思うので、
当日の情報発信も今年一番にしんどい一日になるのではないかともうすでに萎えています。
日曜9R10Rのレースもかなり面白そうなんですが、パドックからの移動や馬券購入は多分困難を窮めるでしょうね…
天皇賞春〜宝塚記念がレースの中身として価値が低く、
しかも京都大賞典もあんな体たらくだったので、
もうJCに向けての勢力図争いはほとんどこの天皇賞秋で決まる、ぐらいの扱いになりましたね。
(本来ならメイショウサムソンも出る予定だったのですが…)
レースとしてはかなり見所満載でしょう。
今までダイワスカーレットが作るアッサリしたレース展開だと上手く脚を使えず、
何度も翻弄されて終わったのがウオッカ対ダイワスカーレットの履歴ですが、
むしろ最初からスピードを発揮した競馬をした方が安定味が出るんだと陣営が理解したわけですし、
ダイワスカーレットとウオッカが最初から最後までずっと併走状態になるとかどうでしょう…
それでなくともかなり緊張感が持続し、また痛快な結末になるようなレース展開になってほしいです。
しかし、ハイペースで行って粘りこめるような実力馬が減った現在、
天皇賞秋はもう4年続けて超スローの展開が続いています。
そうなるとせめて先行集団か馬群の内ラチ沿いピッタリを回って来ないと坂上で脚が効かない…という決着ばかり。
ダイワスカーレットが主導権を握ってしまうと…。
×3.エアシェイディ
オールカマーの馬体が思ったより悪かったし、
ピークの能力がG1級にまで更新されてない以上、評価しづらい。
×5.サクラメガワンダー
毎日王冠は半分より内の枠の馬しか競馬にならなかった馬場状態で1枠距離ロスなし。
馬体面で大した成長がないし、あそこでアドマイヤフジを差すぐらいじゃないと
G1で通用するような内容ではないだろう。
×6.エリモハリアー
特になし。
×9.アドマイヤフジ
前走の流れでウオッカとの距離が全く詰まらないのでは2000mになったとしても正直厳しい。
×10.キングストレイル
2000mも府中も未勝利。
やはりベストは中山。
×11.ハイアーゲーム
まだ出負け癖が再発してきた。
鞍上と手が合わないのもあるのかもしれない。
ウオッカどころかディープスカイですら5番手近辺で競馬しようかという隊列になりそうなのに
必ず後ろからしか競馬できないようでは…。
▲12.タスカータソルテ
2000mを計4勝。
前走の札幌記念は展開が嵌ったものとは言えマツリダゴッホに届いたわけだし、
3歳時に比べて明らかにパワーアップしているのが明らか。勢いもありそう。
△13.オースミグラスワン
毎日王冠では見栄えの良さがかなり目立った。
もちろん以前から馬体は良く見せるタイプだが、
輸送してから起こるコズミも見られないし昔に比べていろいろ難点を克服している。
転厩してからさらに性能は上がっているかも。
もちろんこの馬も後ろからしか競馬出来ないタイプだが、そのハードルを超えても良い。
◎14.ウオッカ
心配な点も多々あるし、2000m1戦1敗の履歴しかないため
コース適性に多少なりとも疑問は残るが、
今の体調の良さはやはり推しておきたい。
×15.トーセンキャプテン
毎日王冠時点ではそこまで見劣りはしないが、
全体の関節がゴツゴツして太め。どう見ても鈍いし脚が遅い。
府中の瞬発力勝負や、ややもすれば上がり33秒台のレースでは用なし。
×16.カンパニー
毎日王冠ではそこそこ競馬ぶりはまとめていたが、
また体調が落ちている。どうも今期は間隔空けると良くない印象。
もちろん前走より良化するのだろうが、あの状態からG1勝ち負けまで一変?という印象。
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先週の福島民友カップでスプリンターズS出走馬が全滅してましたが、
その馬たちはみんな夏場サマースプリントシリーズに皆勤していて
もうG1を戦い終えた時点でお釣りがなかった馬たちですからね。
その点、セントウルSからスタートして
セントウルS:時計が速すぎて前が止まらず全く追い込めず
スプリンターズS:逆に超スローの展開になってゴチャついてほぼ実力出せず
の2戦しかやってない追い込み馬たちは、余力が有り余ってると言えるのでは。
▲2.ジョリーダンス
もうほぼ成長伸びしろがなく、上積みも僅かな7歳牝馬。
牡馬同士のG2〜G1にも出走してそこそこ穴人気を集め、
また何かしら良いレース振りを見せるだけでも偉い。
ただ馬体はやはり枯れきっていて、トモの力強さも欠くし踏み込みも大きく流れっぱなし。
弾力とバネセンスだけで何とかしている現状だけに、
展開の方がこの馬に全て向くとか、そういったシチュエーションでも起こらないと…。
幸いにも今の京都はペース激化が多く差しが決まりやすいし、内枠引けたのも好材料ではある。
×3.サブジェクト
成長がないわけではないし状態も悪くはないが、
富士Sではほとんど存在感のない馬体。
いい状態をキープしていてのあの結果なので、
古馬同士の高速馬場決着では性能で見劣ると言わざるを得ない。
×4.カノヤザクラ
馬体は悪くないが流石にスプリンターズSのパドックの時点で腰から飛節に緩みが見られ、明らかにしんどそうだった。
ここを勝てればサマースプリントシリーズボーナスも加算、
というセントウルSを目一杯の仕上げで制して走破時計1分7秒3。
もう燃え尽きた状態になってもいささかおかしくはないだろう。
適性的にも新潟→4回阪神の全面野芝開催だった時と夏場の汗をかく時期に適性が当たっていて、
洋芝が伸び気候も厳しい冬場のレースは明らかに調子が落ちる馬。
昨年もこういったタイミングで人気して結果が出なかったのでは?
×5.トーセンザオー
スピードも体力も足りない8歳馬。
×6.タマモホットプレイ
特に状態が上がって来た印象はない。スプリンターズSで最低人気の評価。
流れが向いてどこまで。
△9.ファイングレイン
パドック的には状態がイマイチ戻ってきてないように思える。
しかし直飛っぽい脚の造りやピッチの速いフットワークからも、
直線急坂のタフな中山よりは長い平坦スピード争いの京都の方が走れるタイプ。
59kgを背負い大して絶好調にも戻ってない中でどれだけの競馬が出来るか。
△11.トウショウカレッジ
サマースプリントシリーズで2戦こなしたとは言え、
北海道帰りの馬たちはスプリンターズSのパドックで全く痛んでいなかった。
輪郭がイマイチシャキッとしない割にムチムチした筋肉量が目立つ馬だが、
手脚が長く走りのストロークの大きい馬で小回りよりは長い直線向き。当日の比較次第では。
○15.スズカフェニックス
追い込み馬のくせしてとにかく競馬ぶりも体調も大崩れしないのは偉い。
強い馬が何か出てきたり、馬場が速すぎて前が止まらないなど
自分の力が及ばない状況になるとどうしようもないが、
まともな差し比べでの争いであれば不意に馬券圏内を外したりはしない。
スプリンターズSに比べれば大幅に相手も弱化してるし、
堅軸らしい扱いはしてもいいと思う。
実際どのくらいの実力かわからない上がり馬を向こうに回して、
相手との距離を測って後から差す競馬を京都で行えるのはかなり有利では?
■日曜東京 天皇賞(秋)
多分当日は雨の宝塚を越える今年一番の人出だと思うので、
当日の情報発信も今年一番にしんどい一日になるのではないかともうすでに萎えています。
日曜9R10Rのレースもかなり面白そうなんですが、パドックからの移動や馬券購入は多分困難を窮めるでしょうね…
天皇賞春〜宝塚記念がレースの中身として価値が低く、
しかも京都大賞典もあんな体たらくだったので、
もうJCに向けての勢力図争いはほとんどこの天皇賞秋で決まる、ぐらいの扱いになりましたね。
(本来ならメイショウサムソンも出る予定だったのですが…)
レースとしてはかなり見所満載でしょう。
今までダイワスカーレットが作るアッサリしたレース展開だと上手く脚を使えず、
何度も翻弄されて終わったのがウオッカ対ダイワスカーレットの履歴ですが、
むしろ最初からスピードを発揮した競馬をした方が安定味が出るんだと陣営が理解したわけですし、
ダイワスカーレットとウオッカが最初から最後までずっと併走状態になるとかどうでしょう…
それでなくともかなり緊張感が持続し、また痛快な結末になるようなレース展開になってほしいです。
しかし、ハイペースで行って粘りこめるような実力馬が減った現在、
天皇賞秋はもう4年続けて超スローの展開が続いています。
そうなるとせめて先行集団か馬群の内ラチ沿いピッタリを回って来ないと坂上で脚が効かない…という決着ばかり。
ダイワスカーレットが主導権を握ってしまうと…。
×3.エアシェイディ
オールカマーの馬体が思ったより悪かったし、
ピークの能力がG1級にまで更新されてない以上、評価しづらい。
×5.サクラメガワンダー
毎日王冠は半分より内の枠の馬しか競馬にならなかった馬場状態で1枠距離ロスなし。
馬体面で大した成長がないし、あそこでアドマイヤフジを差すぐらいじゃないと
G1で通用するような内容ではないだろう。
×6.エリモハリアー
特になし。
×9.アドマイヤフジ
前走の流れでウオッカとの距離が全く詰まらないのでは2000mになったとしても正直厳しい。
×10.キングストレイル
2000mも府中も未勝利。
やはりベストは中山。
×11.ハイアーゲーム
まだ出負け癖が再発してきた。
鞍上と手が合わないのもあるのかもしれない。
ウオッカどころかディープスカイですら5番手近辺で競馬しようかという隊列になりそうなのに
必ず後ろからしか競馬できないようでは…。
▲12.タスカータソルテ
2000mを計4勝。
前走の札幌記念は展開が嵌ったものとは言えマツリダゴッホに届いたわけだし、
3歳時に比べて明らかにパワーアップしているのが明らか。勢いもありそう。
△13.オースミグラスワン
毎日王冠では見栄えの良さがかなり目立った。
もちろん以前から馬体は良く見せるタイプだが、
輸送してから起こるコズミも見られないし昔に比べていろいろ難点を克服している。
転厩してからさらに性能は上がっているかも。
もちろんこの馬も後ろからしか競馬出来ないタイプだが、そのハードルを超えても良い。
◎14.ウオッカ
心配な点も多々あるし、2000m1戦1敗の履歴しかないため
コース適性に多少なりとも疑問は残るが、
今の体調の良さはやはり推しておきたい。
×15.トーセンキャプテン
毎日王冠時点ではそこまで見劣りはしないが、
全体の関節がゴツゴツして太め。どう見ても鈍いし脚が遅い。
府中の瞬発力勝負や、ややもすれば上がり33秒台のレースでは用なし。
×16.カンパニー
毎日王冠ではそこそこ競馬ぶりはまとめていたが、
また体調が落ちている。どうも今期は間隔空けると良くない印象。
もちろん前走より良化するのだろうが、あの状態からG1勝ち負けまで一変?という印象。
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【乗り替わり推進委員会】 11/1
先週で武豊騎手の新人最多勝を更新した三浦騎手。
そのあとも勝ち鞍を伸ばして先週末で75勝。
今週は土日で22鞍騎乗予定、この福島開催は10日間開催に加えて、11月の4週目に変則の3日間開催があり、この週は最大36鞍に騎乗可能。
デビューから8ヶ月で75勝で、少しペースを上げれば100勝の大台も見えないことはない。
■土曜の注目乗り替わり
東京6R 3歳上500万下
8.ハーマジェスティ
小林慎→C.ルメール
ここ2走は芝のレースだが、勝ち鞍はダートでのもの。
手替りの効果は絶大
東京9R 鷹巣山特別
5.ヴィヴァチッシモ
青木→北村宏
北村宏騎手とのコンビでこのコースでの特別勝ちもあり。
クラス慣れ見込め牝馬限定なら。
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そのあとも勝ち鞍を伸ばして先週末で75勝。
今週は土日で22鞍騎乗予定、この福島開催は10日間開催に加えて、11月の4週目に変則の3日間開催があり、この週は最大36鞍に騎乗可能。
デビューから8ヶ月で75勝で、少しペースを上げれば100勝の大台も見えないことはない。
■土曜の注目乗り替わり
東京6R 3歳上500万下
8.ハーマジェスティ
小林慎→C.ルメール
ここ2走は芝のレースだが、勝ち鞍はダートでのもの。
手替りの効果は絶大
東京9R 鷹巣山特別
5.ヴィヴァチッシモ
青木→北村宏
北村宏騎手とのコンビでこのコースでの特別勝ちもあり。
クラス慣れ見込め牝馬限定なら。
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