2008年01月31日

【レース内容】
 ドリーミーオペラ、ブリットレーンが目立った出負け。
サンバレンティンとゴーウィズウィンドも案外出脚が付かずに後方へ下がる。
ドリームパスポートもここ数戦と同じくスタートは良くない。
トウカイトリックが最内枠で好スタート。
メイショウレガーロが良い勢いでハナに行きかける所を、
この馬にしてはスタートイマイチだったアドマイヤメインが押し押しで前に並びかける。
その外にシルク2頭のフェイマス・ネクサスが好位に並ぶ。
そのもう一つ外を抑えて併走するダブルティンパニー。
先行集団の後ろに離れてトウカイトリックは中団に下げる。
同じぐらいの位置にまでドリームパスポートは押し上げて行き、その横にトウショウナイトとブラックアルタイルがマーク。
ドリームパスポートの真後ろにエアシェイディがピッタリ付ける。
すぐ傍にゴーウィズウィンドとメテオバーストが接近。
その後ろにブリットレーン、1馬身遅れてチェストウィングが後方待機。
そこから3馬身離れてサンバレンティンとドリーミーオペラが併走。

 1角を過ぎてアドマイヤメインが単騎で先頭に。
離れてメイショウレガーロ・シルクネクサスが並び、また離れてシルクフェイマス・ダブルティンパニーが並ぶ1→2→2→集団の隊列。
直線〜1角高低差4mの坂を上りきるまでの前半の1000mは61.2で通過。
3角を回りきって長い下り坂に差し掛かる辺り=中山1200mコースの3角辺りで後続集団が一斉に動いて馬群が一気に3角形に。
内回りとの合流地点からドリームパスポートと外を併走していたトウショウナイトが同時に先団を狙う体勢。
それをすぐ近くでマークしていたエアシェイディ、ブラックアルタイルがくっついて回る。
4頭が一気に一団で捲って動いた瞬間に、それより後ろは完全に遅れてしまって間が開いてしまう。
先頭集団を作っていたアドマイヤメイン・メイショウレガーロはペースアップに全く付いて行けない。
シルクネクサス、シルクフェイマスも手応えが怪しい。フェイマスは4角出口でもう脱落状態。
ダブルティンパニーは辛うじて外の捲りに併せて動くが直線の出口で脚が回らず、進路を阻まれて撃沈。
一番馬群の大外を回ったサンバレンティンはまだかなり遠い位置。
馬群の内を比較的ロスなく回っていたトウカイトリックも、4角出口で勢いに乗れずモタついている。

 直線の坂上は捲って動いた4頭の競馬。
3頭を壁にして隠れて動いていたエアシェイディが直線半ばで内に進路を取り、脇の3〜4頭の争いを避けて絶好の出し抜け。
トウショウナイトの外から勢いをつけたブラックアルタイルがドリームパスポートに並ぶ。
一旦は外回るロスのため直線入り口で体勢の遅れを取ったトウショウナイトがその2頭に挟まれる格好にはなったが、何とか持ち直して根性で坂上2頭の間を割って出る。
最初に競馬を仕掛けたドリームパスポートは勢いが坂上まで続かず最後にダウン。
ブラックアルタイルもあと一歩が坂上で伸びない。
道中は全くロスなく死んだフリをしてたメテオバーストが直線大外から猛追するが、2着争いに並ぶ所まで。
結局は最後まで仕掛けることなく有力馬マークに徹底できて、手持ちのカードを最後まで晒さずに済んだエアシェイディに流れが向いた格好。


JRDBはこちら 携帯版JRDBはこちら 携帯からの申し込みはこちら PCからの申し込みはこちら

 前半は比較的スローになりやすい隊列から入り、アドマイヤメインのゆったりした先導で流れたラップ。
先行勢同士の道中のいさかいはあまり起こらず、特に目立った動きもないままだったのを、
中団差し馬勢が業を煮やしてやっとレースが始まったという内容。

12.7 - 11.3 - 12.7 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.3

 ほとんど12秒フラットで進んで、捲りが入ってもそれをずっと引き伸ばし続けたという持続ラップ。
刻んだラップとしては2年前の重馬場でシルクフェイマスが単騎楽逃げを決めた年とほとんど酷似。

■AJCC2006年 勝ち馬:シルクフェイマス
13.0 - 11.6 - 12.5 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 12.3
この年の上位馬で次走に好走した馬は皆無

<参考>
★AJCC2007年 勝ち馬:マツリダゴッホ → 後2007年オールカマー、有馬記念勝ち馬
13.0 - 11.3 - 12.3 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 13.0

★AJCC2005年 勝ち馬:クラフトワーク ※当時2着:エアシェイディ、3着:ユキノサンロイヤル → 日経賞勝ち馬
12.7 - 11.3 - 11.9 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.2

中山外回りの3角頂点辺りまで全くレースが動かなかったし、その割には上がりも平凡な部類。
今年に関しては例年に比べて馬場が荒れすぎていたのも大いに影響しただろう。
勝負に出ようとするにはどの騎手も躊躇せざるを得ない状況だったのは多分にありそうだ。
ラップレベル低下の直接的な一番の原因はアドマイヤメインが全く実力を出さずにただ回ってきただけで負けたというのが大きいが…。

このラップ内容では、例年のレベルに比べて総合力の面で強調できるほどではない。
しかも実質競馬を争ったといえるのは3角過ぎで捲り始めて4角で先頭に出る勢いで動いたドリームパスポート・トウショウナイト・ブラックアルタイル・エアシェイディの4頭だけ。
次の2回中山開催に行われるG2:中山記念と日経賞ではこの4頭同士の上げ下げで考えるか、
あるいは別路線からの実力馬に期待したい。



 年を跨いでの2回連続開催の最終日メインレース。
映像を見て分かる通り、馬場は外ラチ側までボコボコ。
しかも当日は風もかなり強かった。
当週の展開も極端なスローの前残りか、極端なハイペースの追い込み競馬の両極端が多く、非力なスピードタイプは馬場悪化や展開の圧力に屈せざるを得ない状況。
いかにも末期の中山という状況だったのは間違いない。

当然中山だけに坂のアップダウンをこなすパワーも要求されているし、持続スピードも必要。
軽い馬場で器用な動きが出来る線の細いスピードタイプは軒並み馬場に殺されていた状況。
また、ここ1ヶ月で極端な寒波が何度も襲い非常に中間の調整も難しい時期になってきてて前走からの反動が出てる馬も多く馬体が寂れている馬も多数。
「サバイバル戦」になっているのは決して当日の馬場やレースの質だけにおいてだけの話ではなく、ここ1ヶ月間の臨戦過程や中間の順調な調整・予定通りのレース出走までを含めてのこと。


土9R 若竹賞
1着ショウナンアルバ:6ヶ月休み明け
2着アサクサダンディ:前走7着(2番人気)

土10R 若潮賞
1着チョウカイキセキ:中9週/前走7着(5番人気)
2着キタノリューオー:中10週

日7R
1着ナイキアプロード:中8週/前走11着
2着カツヨカムトゥルー:中8週/前走9着 ※備考:降級馬&叩き2戦目

日9R 菜の花賞
1着デヴェロッペ:前走11着(3番人気)
2着スワンキーポーチ:中山重賞連対馬で格上

日10R サンライズステークス
2着メジロシリング:前走12着(4番人気)
 ↓
日11R AJCC
1着エアシェイディ:前走唯一の中山重賞連対馬
2着トウショウナイト:前走11着

☆今週の中山芝500万以上の番組にて抽出


 スピード優先タイプや瞬発力特化型が全部ボコボコの馬場に殺されるためにどうやっても持ちスピードを生かせないスタミナ特化状況。
前走の好走の反動が抜け切らないまま押せ押せで使ってる馬も珍しくなく、多数の除外ラッシュでまともなローテを歩ませるのも難しいという時期。
年明け前12月までの暖冬時期、さらにまだ馬場差がマイナスの高速馬場とは明らかに違う状況。
前走好走時とは全然違う適性が求められている上にまともにローテも組めないため、「スピード評価」での前走内容のプラス評価が全く役に立たないということだ。

そういう極端な状況に変わったことで、今週起こった特異な現象が前走大惨敗した馬の激走ラッシュ
上で挙げた例では芝レースのみを取り上げたが、ダートにおいても酷く時計が掛かる日だとこの傾向が顕著で、前走2桁惨敗を喫した馬がかなりの頻度で巻き返している。
これらの馬に共通するのは、前走も性能の高さや体調の良さを評価されて上位人気に扱われたが、馬場が全く合わなかったか流れが全然合わなかったかでレースの流れに乗れず力を全く出してない状態という部分。

 馬場考察から体力勝負になっても我慢が効く余力が残っていることがキーポイントになるので、好仕上がりを維持しそのクラスで十分勝負になる実力がありながら適性合わず&展開合わずで全く競馬にならないまま負けた馬は『・今回余力が有り余っていながら前走のような不向きの条件から状況一変』という大きなアドバンテージがある。
それと同時に、前走好走した他馬に目を向けてみると
『前走いくらか状況が向いたことによる激走も今回はかなりしんどい競馬になる』
『前走目一杯の競馬をしての激走、今回は反動も重なり多少仕上げも落ちる』
という不利を抱えて走るという状況が同時に重なる。

 狙い馬が今回の状況で走りやすいのか?
前走あれだけ負けてて本当に実力的に間に合うのか?を問う以上に、『他の馬の方が世間が思っている以上に持ち味を殺されてるので通用ボーダーはもっと下がるため、相対的に狙い馬の逆転余地が広がる』という部分が隠れた実力馬の激走をさらに押し上げる遠因になっているのだろう。

特に今回のトウショウナイトの近況をもう一度見直せば、あれだけG1出走履歴がありG2でもまともなら格上という存在にも拘らず、近走はずっと本来ならかなり弱い相手に対しても全くいい所がないままの凡走続き。
ここしばらくの人気の低下は世間の信用を失ったことによる影響が大きいだろう。
今回の-10kgの馬体減は「まだリズムが整ってない以上賞金の安いレースは叩き台にしておいて狙いの高額条件でキッチリ馬体を作ってくる」陣営の作戦もあったと思う。その上で今回の激走は、得意としてる体力勝負の馬場も向いた分も大きい。



1.トウカイトリック
 基本的にかなり線が細く、骨量寂しく皮膚もかなり薄いタイプのステイヤー体型。
この馬としてはかなり仕上がりも良く、張り艶も絶好だった。
過去の実績的にも2200mが短いというわけでもないと思う。
どちらかというと、パワー総量が不足していて脚力で見劣るために、かなり角度が急な4角のコーナーワークや直線の急坂での加速力不足を招くために中山そのものが不得意なんだろうという判断。
4角大回りコーナーで直線長いコースが適条件。
勝負所の流れに上手く乗れず力を全然出してないのでダメージはない。すぐ巻き返せる。
ただし、中山以外で。


3.メテオバースト
 前走ニューイヤーSで馬群に包まれ全く力を出せず12着。
デキは良かったがまるで力を出せてなかったので、陣営怒りの連闘。
標準的なサンデー産駒らしく足腰や形も整った馬で、仕上げも特に落ちた様子はない。
直線に向くまで道中全く脚を使わず死んだフリ。
最後はこの馬として目一杯の切れ味を発揮したが、4着という結果はひとえに実力不足というべき部類。
今更特筆するべき部分もないが、今の中山はこういった「力を出し切れずの残り物」には特に注意を払いたい。


5.エアシェイディ
 これだけ使ってきて好走続きだが、今回も良い仕上がりを維持。
しかも他の馬よりも相対的に良く見えるぐらいなので、G3ぐらいでは余力半分でも十分戦えてダメージも出ないほどの実力上位だということだろう。
中山そのものが【1 3 0 3】という馬で最低着順が長期休養明けの6着。
他の馬が走れなくなるなら、常にチャンスアリというポジションにいたということ。
今年のAJCCは9歳馬が3頭、7歳馬が本馬含めて5頭、6歳馬5頭とかなり高齢化。
その下の世代から押し上げてくる馬がいない現状であれば今後も十分戦える。


7.アドマイヤメイン
 仕上がりとしてはかなり良い部類だった。
腰がグッと入って姿勢が整い、トモが全く流れない。
それでいて硬い動きは全くなく、周回の外側を手脚の伸びの良いフォームで歩けていた。
そもそも凡走続きなので筋肉が枯れてないし張り艶もかなり良く見せていた。
デキとしては文句なし。
返し馬でも馬そのものは手先の芯がブレず重心の乗ったフットワークが出来ててかなりの重厚なスピード感。
荒れ馬場も全く苦にしない様子。

 しかし返し馬で鞍上が脇と肘にグッと力が入ってて手綱を引っ張る姿勢で制御している。
この騎手としては明らかに折り合って押さえ込む競馬をやろうという騎乗フォーム。
実際のレースでもやや出負けの体勢から最初に押してハナを主張した以降はほとんど馬任せのペースで全く急がず、
ほぼ折り合い重視のスロー逃げの様相。
しかも4角近辺で外から馬が捲ってきてから手綱をやっと押している。
軽いスピードがない逃げ馬なのに判断が遅い。

 この日の鞍上の騎乗はとにかく酷いレースばかりで、

2R:ウインク(5番人気9着)
  スタンド前で砂を被ったためか掛かって折り合いを欠いて後方、
  道中はずっと手綱引っ張ったままの後傾姿勢。
  途中捲りが入っても反応できず4角も追い出す格好もないままで
  直線では完全に先団から1秒ほど遅れた後方。

3R:サウスジャック(2番人気15着)
  スタートでやや跳ねるような格好をしたが二の脚スムーズにダッシュは効く。
  左右から同じような脚色で先行争いする馬が並んでくるとそれを避けようと咄嗟に手綱を引いて下げる。
  その直後から馬が砂を被って嫌がったのかフットワークのリズムが明らかに狂ってズルズル失速、
  3角半ばで圏外、直線でもバカ付く格好。気性が悪い馬だとしても駆け引きすらせずに下げるとは…

9R:ニシノガーランド(3番人気7着)
  スローペースに嵌められたのは仕方がないが、
  後方から進ませて4角手前でも3着馬のように捲りに行く姿勢も見せず
  4角出口で内か外か中途半端な位置で壁に塞がり内に進路を取り直して明らかな仕掛け遅れ。
  坂上でもまだ余力アリ。

10R:ダンディーズケア(4番人気12着)
  ここでも跳ねて出て隣のメジロシリングほどではないが出負け、最初は馬群のやや後方。
  押して何とか定位置中団内辺りのポジションに取り付いた辺りからフットワークのリズムが怪しくなり、
  道中はずっと内にモタレっぱなし。まるで折り合いが付かず操舵に一苦労。
  勝負所4角でスムーズに勢い乗せられず、直線入り口でゴチャついてワンツー食らって全く何も出来ずに終了。

11R:アドマイヤメイン(4番人気12着)※上参照のほど

12R:ギシアラバストロ(8番人気5着)
  またここでも出負けして普段先行する馬を最後方追走。
  前が比較的速い展開だったとは言え
  3角では馬群から1秒遅れたクロカンブッシュ・コーリンヴァリウスからさらに1秒後方、
  4角でも馬群にまで1秒弱遅れててまだ取り付いてない。
  直線大外を物凄い脚で伸びてくるが離れた3着争いがやっとの5着。
  こういう展開がドハマリすることもあるにはあるが…。

といった抜群の好騎乗を連発。
今開催61鞍(1回中山開催中騎乗数3位、平均人気5.9番人気)に騎乗して【 3 2 8 48】。勝率4.9%連対率8.2%。
平均人気5.0〜6.0ほどの人気馬に騎乗する騎手の中ではトップランクの数字といえる。
さすがにこれだけの内容で開催を終えれば、今後計り知れない影響が出ることは間違いないだろう。


10.ドリームパスポート
 転厩初戦で調整も甘かったのか、多少トモの張りがイマイチだったし、歩様の窮屈さがさらに増したような格好。
 懸念していた転厩の悪影響は、馬が経験しているいつもの仕上げよりも違うパターンの調整でベストに持って行けなかった部分に出たと考える。
 それよりも前付けで行くべしというオーダーが間違いで、末脚の度合いを計算して競馬を作るタイプではないだろう。
 完歩をそれほど大きく伸ばせない馬で歴戦の中山向きの猛者相手に捲り競馬を仕掛けるとは無謀な…という結果に。
 ベストはやはり2000mの瞬発力勝負だろうし、厩舎の仕上げの腕も見劣りした。
 もう以前と同じキリッとした形のドリームパスポートを見れる機会はないと思うので、中長距離古馬G1戦線を歩ませる限り人気先行の扱いをしてもいいのでは。


11.トウショウナイト
 前日IDMでは▲。今回も混戦の中山でIDMが活躍。
 この馬の形としては-10kgの数字分ほどに十分引き締まった所は見受けられたし、筋肉の輪郭もクッキリしてきたのは明らか。
 しかし、馬単体としてもっと大幅な良化がないと以前のパフォーマンスまでには戻らないだろうと思ったので点数で評価するのをためらった部分がある。
 今回の激走は馬自身の実力や適性、仕上げによるパフォーマンスの上昇もあるが、今回の特殊すぎる馬場状態やレースのラップ内容から見直すと、むしろ他馬の凡走で相対的に押し上げられた部分が多いと思われる。
 しかし以前の実力が戻ってきたのは間違いなく、十分これ以上の仕上げが望めるので、今後の日経賞に向けて良い材料を得られたのは間違いない。


14.ダブルティンパニー
 今回のパドックに入れるとさすがに線の細さを感じた。
 母父ウイニングチケットなら骨格の軽さやスナップの効きが良いのが強みだろうし、駐立のバランスの良さやトモの踏み込みの良さにもセンスを感じた。
 しかし前肢がややがに股加減。右後の蹄の保護テープもまだ残ったまま。
 適性で見直しても、ボコボコの荒れ馬場は苦にしそうなタイプだったかも知れず、また自分でペースを作って上がり勝負に持ち込んで強いタイプの逃げ馬なので結局の所選んだ条件が違っていた感。


16.ブラックアルタイル
 500kg近辺の馬とは思えないほどに背が低い。幅にみっちり詰まっている分だけでの体重で、本体はかなり小柄。
 肩は前に出るものの同時に腰が緩く、トモもかなり大きく流れる「小柄でありながら柔らかすぎる」馬。
 こういうタイプは体型が太めでもあまり問題はなく、縦への動きが衰えてないかどうかの馬なので、タイセイアトムと同じく体が動けている好調時期にはクラスの壁を越えて適性重視で走るタイプ。
 当日は結構前脚のがに股が目立っていて姿勢も多少悪く、節々がグラついててあまり良い印象は持てなかった。

 道中はスローペース追走の際の馬群の外回しなので、それほど距離ロスで勢い負けして消耗するルート取りではない。
 直線ではドリームパスポートを僅かに交わして先頭に出るかの勢いがあったが、ここで条件戦からおなじみの詰めの甘さを出して3着に。
 コンパスの短さは器用な立ち回りと勝負所の速さが持ち味になるが、逆に最後の勢いが止まった時に完歩が伸びない分、体が伸びきって脚を使いきってる減速の差が出てしまう。
 ここ2走は大外枠から入って馬群の外を一気に捲りきる競馬で好走しているが、さすがにこのクラスまで来ると力を出し切っても限界があるということ。
 何か一味出ないと重賞制覇には足りないと思う。



©2010 JRDB
JRDB本家はコチラ
JRDB競馬アラカルト|note
 
記事検索
JRDBについて
JRDB資料
↑クリックして拡大
⇒JRDBについてもっと詳しく
Archives