2008年02月22日

【競馬新聞】 使おう!JRDB競馬新聞

 JRDBの新聞は、現代競馬の新聞である以上当然、指数をベースに作られています。
今どきの競馬新聞ならば、どの新聞であろうと指数の類はありますので、特に目新しい物ではないかも知れません。
ただし、世の中のどの指数と比べても断然精度が違う事、そこに落とし込んでいるデータ内容、指数をつけるスタッフの競馬スキル等々、結構凄いんです。ちなみにその指数の名前はIDM
「競馬・IDM」で検索すれば大体の事は分ると思いますので、ここではこれ以上の説明は省略しておきます。
それでは、今回のフェブラリーステークスをJRDB的に考えていきましょう。
と、言いたい所ですが、その前に1つ確認しておかなければならない事があります。

 IDMは馬の総合的に能力を示す指数なのですが、残念ながらフェブラリーSを当てる為の指数ではありません。
IDM順に1・2・3着と、どんなレースでも決まってくれればいいのですが、競馬はそんなに都合良く出来ていません。
新馬・未勝利〜G1まで同じ指数を同じ使い方で表現できるほどには、IDMも万能ではないのです。
非常に有用な道具ではあるのですが、しっかり考えて使ってこその指数であり、そのために僕たちは一生懸命新聞を作っているわけです。

 前置きが長くなりましたが、IDMは一旦横に置いておく事にします。
とりあえず、『フェブラリーS』って一体どんなレースなのか?をさらっと復習しておきましょう。

 色々な解釈があるかとは思いますが、僕個人としては以下のようなレースであると思います

<ダート路線の総決算>
 昨年の秋以降に始動して、トライアルを繰り返し、JCDで一旦頂点を決めて、最後にマイル戦で行う事により、距離適正の幅を広く取って強い馬を決めるレース。
フェブラリーの後は、帝王賞まで(かしわ記念もありますが)国内G1はありません。
この時期にビックタイトルはほぼ集中していて、この流れで勢いに乗っている馬がほぼ毎年勝っています。
ちょっとした、ダート版有馬記念みたいなものでしょうか。
今後はこの後のドバイでのレースが、普通のローテになってくると思いますので、多少変ってくるかもしれませんが。
つまり、距離適性がバラけている面子の中でも、能力+勢いで最後にちゃんと強い馬を決めましょう、というレースです。

 なんでこんな事をわざわざ書くかというと、競馬は基本的に毎年同じ事の繰り返しだからです。
 ・秋天を含む4連勝で望んだアグネスデジタル
 ・3歳の秋には盛岡ダービGPで大差勝ちと、東京大章典を勝ったゴールドアリュール
 ・外国馬には鼻差で負けたけど、3着には5馬身差つけてJCDを勝ったアドマイヤドン
 ・根岸Sをブッちぎりで勝ったメイショウボーラー
 ・3歳でJCDをレコードで勝ったカネヒキリ。
 ・未勝利から5連勝でJCDを勝ったアロンダイト(*出走してません。勝ち馬:サンライズバッカス)
 ・JCDで圧倒的な競馬をして、東京大章典を楽勝したヴァーミリアン(まだレース終わってません)

憶測を含めて並べただけでも、勝つべくして勝った馬達ばかりです。
とにかく、「勢いがあって強い馬が勝つ」とても単純なレースという事は伝わったでしょうか?

 今年の上の例にあてはまる馬は、ヴァーミリアンという事になります。
競馬に絶対はないので、この馬が飛ぶ可能性を探すのもアリなのですが、それをするのであれば別のレースを探すのが効率的です。
特にオッズが発表されてから考え始めてしまうと、余計にアラを探したくなって素直に考えられなくなります。
重賞のように、かなり早い段階で情報があるレースは、先にある程度決め撃ちしておいた方が無駄がありません。
今の時点でまったく分らないレースであるなら、そもそもやるべきレースではないという事なんだと思います。他の自分向きのレースに時間を使いましょう。

 では、実際に新聞を見てヴァーミリアンについて新聞から分る事はというと、
コメントとその下の特記から、スピードのある差し馬という事でしょうか。
イメージとしては、バテずに最後まで伸びるとか、器用に馬群を縫うように上がってくるという事ではなく、4角回った時の手応えが他馬とは違っていたり、直線半ばで前との差があっても、「これは差しきれるなあ」と思わせるだけの脚がある馬という感じ。
その時出したIDMが「83」。馬名左側の「81」が今回の条件等を含めて、このレースで出すであろうIDMです。
−2補正された分は、例えば距離適性による修正であったり、今回予想されるペースによる修正だったりします。
つまり、JCDの時のパフォーマンスほどには出せないだろうという事です。

もう少し詳しく見てみますと、馬柱の下の分部でに、

[良3]
 馬体のデキは良い状態で、その時のパドック点は3点台という意味です。JCDの時はパドック1番手はフリオーソ(次走の東京大賞典で2着)だったのですが、パドックでの馬体の評価は2番手でした。馬体はそれほど良く見せる馬ではないのかもしれません。

 続いて1文字づつの表記があります。

[平]
 パドックでの気配。平凡の「平」という意味です。まぁ、普通だったのでしょう。

面・E・H・舌・バ・新:馬具と脚元の特記です。面がメンコ。Eがエッグハミ。Hがハートハミ。舌が舌くくり。バンテージ、新エクイロクスとなっています。これら1つ1つが何かという事は、JRDBのHPに解説があるので、そちらを参照してください。大体おおまかな感じですと、気性に問題がありそうで、蹄の状態もちょっと怪しいのかな、と読めます。今の時期のダートは凍結防止剤も撒いていますし、散水も結構しているので、多少の脚元の不安であれば問題ない馬場状態になっています。念のため、当日の情報ではチェックが必要ですが。

騎手名のマスの1番下の数字は、武豊騎手が石坂厩舎の馬に乗った時の成績です。過去5年分の2003年からの集計で、43-21-9で、4着以下が47回になっています。率に換算すると、勝率36%、連対率53%位ですので、これまた相当相性の良いコンビになっています。

ざっと見ると、上記のような馬がヴァーミリアンで、不安点も含め今回のIDMが81でトップになっています。
ほぼ1番人気になるであろう馬ですし、出した答えは確かに平凡かもしれません。ただし、JRDBの新聞を使うのであればその内容は、結構説得力もあるし、ちょっと違った視点から考えられると感じて頂けたでしょうか?

後は相手を考えたり、当日の情報の見方を説明したいのですが、それはまた別の機会という事で。

©2008 JRDB
カテゴリー
最新記事
JRDBについて
JRDB資料
↑クリックして拡大
⇒JRDBについてもっと詳しく
JRDB本家はコチラ
Archives
Blog内検索
[プレスブログ]価値あるブログに掲載料をお支払いします。