2008年05月09日
【重賞会談】 NHKマイルC・新潟大賞典・京都新聞杯
[赤]
先週の天皇賞(G1)には参ったしましたわ。
[キャ]
同じく・・・。
戦前から、フレンチデピュティ産駒のアドマイヤジュピタだけは仕上げがどうあろうとこの天皇賞の3200mだけは要らないと。
で勝ったのが父フレンチデピュティ×母父リアルシャダイ産駒のアドマイヤジュピタでしたからね。
僕はサムソン斬り─斬ってはないですが─かなり評価を落としましたからねぇ・・・。
[赤]
ホンマここんところ、長距離ちゅうても、血統はあまりアテにならんようになってしもうて、パドックは難儀極まり無いわ。
[キャ]
おっしゃるとおりです。それはそうと、赤木さんはパドックではその良し悪し以外にも、血統を重視して「馬」を見られている訳ですか?
[赤]
当たり前やがなぁ!パドックで馬を見るということは、体調云々の判断は当然としても、「馬見」は血統あっての馬体評価ですわ。
[キャ]
え、「馬見」って、血統も含まれていたのですか、それは初耳です。
[赤]
初耳って、馬を見るのに血統も分からずに、適性の良し悪しの判断はできまへんデ。
[キャ]
例えば、このアドマイヤジュピタの血統の見解はどう判断されていたのですか?
[赤]
馬体構造面からは、胴長で手脚もそれなりに長く距離は持ちそうや、けど、気性面は行きたがりやで、マイナス面が強い。
それよりも、ダート・短距離血統馬に見られる、筋肉の量が多く、質もパワータイプだと。
それで3000mはこなせても最後の1ハロンでは止まる、と。
この部分だけは自信があって、パドックではノーマークにしてしもうた。
けど、見事、この馬にしてやられた、感じやねぇ。
ホンマ、参考にされていた皆様には大変申し訳なかったと。大いに反省しております。
[キャ]
戦い終わっての反省点といいますか、この馬の長所を1・2点挙げていただけませんか。
[赤]
素直に馬体評価だけなら、胴も長く、手脚のバランスも良く、思ったよりも気性面(出遅れて後方の競馬も鞍上の指示に従う)での成長が挙げられるわ。
それよりも、前走までは父フレンチデピュティの身体&筋肉で、毛色もピカピカの派手な栗毛そのものに見えていたが、今回は、身体そのものが母父リアルシャダイ産駒(上質)の特徴である無駄肉が無く、稍細身に見えるくらいの身体つきで、毛色も少し黒ずんだ栃栗毛に見えたのは確かや。
[キャ]
馬って、一ヶ月やそこらでそんなに変身するものなのですか?
[赤]
そりゃまぁそうやな。一ヶ月やそこらでガラリと一変する訳では無いけど、強くなるちゅう馬は一気に変わってきよるのも確かや。それにしてもなぁ〜、あそこまで変化するとは・・・お釈迦様でも知るめぇー。
[キャ]
なにを今更ミエを切ってるんですか!それよりも血統の奥深さを身体で感じられるって素晴らしいことですね。
[赤]
キャップ、な なにを仰いますやら。その血統の奥深い面を、如何にパドックで誰よりも早く見分けられるか、見破るかが「馬見」の仕事ですがナ。ソレを今更・・・。(涙)
[キャ]
さすがの赤木さんも、今回の天皇賞の結果には涙されているようですね。
[赤]
当たりまえですわ。馬に1番近いところで観て、それらを感じながらも素直に評価できなかった。これって、本当に情け無い話しですわ。馬券での思い込みは時としていい結果がでるが、やはり、「馬見家」の思い込みだけはあきまへん。(反省)
[キャ]
それとメイショウサムソンの仕上げはどうでしたか。
[赤]
キャップが立ち写真で馬体を指摘されたように、当日のパドックでも、以前のドッシリとした身体つきではなく、少し細く映ったのは確かです。特に脾腹の辺りはこの馬にしたら寂しくなっていましたね。
[キャ]
やはりそうでしたか。それでも結果2着ですから、持てる能力は確かですね。
[赤]
なんちゅうたってG1馬ですわ。少々デキ落ちであろうと今回のメンバーでは格が違ったちゅうところですか。
[キャ]
「馬見」は本当に奥が深いですね。
[赤]
問題はメイショウサムソンの2着をどう評価するかが今回の課題ですね。
[キャ]
僕はやはりデキ落ちだったと確信しました。何故なら、過去に、直線で馬体を併せて追い比べで負けることが無かった馬が、アドマイヤジュピタとは直線で馬体を併せ一瞬ながらも先に前を出ながらも差し切れなかったのは、やはり本来のデキではなかったように感じました。
[赤]
正にその通りですわ。本来のメイショウサムソンなら、直線であの形になれば差し切っていたはずですわ。それが届かずの2着ですからね。優勝した馬には悪いけど、それにしてもレベルの低いレースでした。
[キャ]
でもTVで見ている側としては、両馬の直線の叩き合いは迫力ありましたよ。
[赤]
そりゃーそうや、未勝利戦でもゴール前の叩き合いだけなら、迫力満々やで、特に馬券を握り締めていたら。(笑い)
[キャ]
そこのところが僕達と赤木さんとの競馬の見方、感じ方が違うのですよね。
[赤]
そうやな、わしら「馬見家」はレースの迫力、結果云々だけではなく、「馬」そのものを追求している訳や、例えば、その叩き合った両馬が互角のコンディションで持てる能力をすべて発揮しての戦いだったのか、それとも片方が体調不良だったのか。この部分をキッチリと把握していなければ、次走に繋げる予想はできないちゅうことですわ。
[キャ]
えーっ、そこまで先を見通して「馬」を観察されておられるのですか。
[赤]
そこまで先をちゅうて、そんなん、「馬見家」とっては当然のことですわ。要するに、「馬見家」ちゅうのんは、何処の誰よりも次走の予想を先にしているんですわ。そう、今回の天皇賞を例にとると、宝塚記念ではアサクサキングスが◎かな?とか、メイショウサムソンは反動が出そうやから、馬体の回復次第とか。ね。
[キャ]
なるほど、1つのレースが終われば、もう各馬のレースのシュミレーションが出来ていると云うわけですね。
[赤]
そうや、もう少し突っ込んで云うなら、アドマイヤモナークは今のままでの戦い方(差し、追い込み)ではG1戦線では通用しないから、宝塚記念では安藤勝を降ろして、ルメール騎手を呼び寄せて、先行させれば宝塚記念で巻き返せるとか。
それがダメなら、これからは好位での競馬を教えていくとか。
[キャ]
馬に乗ったことが無いのに、いくら赤木さんでも、それは・・・。
[赤]
馬に乗らなくても、調教師や騎手以上に見える部分があるのが「馬見家」ですわ。
他の世界、業界でも、発見とかアイデアちゅうのんはその道のプロだけが発見するものやないでしょう。時には素人の方がいい発想をするもんですわ。
特に、日本の競馬の歴史なんて知れてますやん。調教師といえど、なんとかに毛が生えたようなもんですわ。
そう、本質が見えていない関係者が多すぎます。
[キャ]
そんな、乱暴な言い方をして、僕は責任はとれませんよ。
[赤]
責任って、誰にとりまんねん。そんなん、責任者出て来いって云われたら、エライすんませんちゅうてあやまったら済むことですわ。
それくらいのことでしたら、わしがとりますがな。(笑い)
[キャ]
もう、この話しは無かったことにしておきます。プンプン。関係者の皆様、失礼しました。
血統の話しに戻りますが、偉大なサンデーサイレンスが逝ってから、父の血統よりも、母父サンデーサイレンス然り、母父(肌馬)の血統の方がより、活躍馬がでていますね。
[赤]
そうやね。このアドマイヤジュピタの母父リアルシャダイの産駒は長距離に滅法強かったもんなぁ。歴史は繰り返すじゃないけど「血統も繰り返す」か。それを素直に・・・。
[キャ]
特にこのフレンチ産駒は母父の血がよく出るようですね。
あっ、そういえば、同じ日に行われた3歳牝馬限定のスイートピーSの勝ち馬アロマキャンドルもフレンチデピュティ産駒。3着のアルダントヌイも同じですね。
共に母父がサンデーサイレンスですね。もちろん、社台ファームの生産です。
[赤]
西だけではなく東でもがんばってましたんか・・・。フレンチデピィティは今春のトレンドになるやも知れませんな。
[キャ]
ちなみに、昨年のNHKマイルCを制したピンクカメオもフレンチデピュティ産駒でしたよね。
今年のNHKには出走登録していないですが、ダービーやオークスでちょっとは期待できる馬がでてますから、そっちに注目しましょうか。
[キャ]
今週は、京都では土曜日に重賞の京都新聞杯(G2)が行われます。当然、それぞれのコメントは出来上がっていますよね。
[赤]
こう見えても仕事だけは早いもんですわ。コレでよろしゅうおまっか。
[キャ]
早いだけでは困ります。中身が充実していてこそプロの仕事ですから。
[赤]
な、何を根拠にそんな乱暴な発言をされるのですか!私はこうみえても、仕事だけは力の出し惜しみだけはしたことがありません。絶えず、メイチで頑張ってまっせ。そんじゃーサイナラ。
[キャ]
え〜っ、まだ陽が高くて遊び人が表をうろつく時間ではありませんが・・・。
[赤]
またそんなご冗談を、私の時計の針はもう九時を回っていますが、なにか御用でも?
[キャ]
赤木さんの腕の時計・・・おおー!それ完全に手書きのイラストじゃないですか!
さては今書きましたねー!
[赤]
手書きであろうがなんであろうが、世の中云うたモン勝ち・書いたモン勝ちですわ!ハッハッハー。競馬予想の世界もそうやろ?
[キャ]
それならそれで結構ですから、スタッフの邪魔にならないようにソッとお帰り下さい。プンプン
[赤]
キャップ、大変なことを忘れていました。
[キャ]
いきなり何なんですか。
[赤]
「馬券力が向上する練習帳―1日5分で見る間に馬券力アップ! 」 なる単行本の売れ行きがええちゅうて出版社から連絡が入ってきてましたわ。この本って、確かキャップが書いた本と違いまんの?
[キャ]
なにを今更、他人事のように、その本は僕の著書ですよ。
[赤]
いやはや、申し訳ありません(汗)。あの本が売れているとはお釈迦様でも・・・。世の中何がヒットするのやら分かりませんねぇー。
[キャ]
どういう意味ですか!ったく・・・。ヒットまでもいってませんよ。
近頃の競馬は難しすぎますから、競馬ファンのみなさんも、ようやく根拠の薄い馬券理論では勝てないことに気付いてきたんだとおもいます。
「楽して競馬は勝てません」ですよね?
僕らは日々、抽出条件を変えては分析、変えては分析、の繰り返し。気が狂いそうになる時もありますが、持ち前の根性でがんばってます。
赤木さんもこの本を読んで少しは競馬の勉強をして下さいね。
あぁそうそう、練習帳と題してますが、中身は純粋なデータ本ですので。
[赤]
う〜ん、この歳になって勉強ですか。ま、キャップの書いた本でっさかい、一度、目を通しておきますわ。(^ ^ゞ ポリポリ
[キャ]
意味をなすかなさないかは、使う人の感性次第、ですね。
[赤]
嫌味なやっちゃなぁ・・・。わしも昔はやねぇ、いや今でも・・・
[キャ]
はいはい、分かりましたよ(笑)。競馬な日々刻々と変化してます。"追いつけ追い越せ"の精神でかんばりましょう。。。
[赤]
なんや聞いたことのあるフレーズやけど・・・。そうですね、おっしゃるとおり。
[キャ]
アタッタ・ハズレタも大事ですが、競馬をみんなで楽しむのが我々のコンセプト(もしかして僕だけ?)。
そんな我々の競馬観を世に伝えるために、日々変化球についていける柔軟な姿勢と感性、そして日々進化を心掛けましょう。
[赤]
心の臓にグサーっときましたわ(涙)。わしも若いころは、いや今でもねぇ・・・。
[キャ]
はいはい、それさっき聞きましたって。
赤木さんがあってのJRDBですから、ずーっと頼りにしてますよ。。。
[赤]
ずーっとアテにされても困りますけどな・・・。
【日曜東京11R】
☆NHKマイルカップ(G1)☆
◎ブラックシェル
気性面での課題が残ると云うか、陣営の戦法(位置取りなど)に疑問が残るが、馬体に関しては過去のG1馬に匹敵する器。手替りと距離短縮が良い方向に変わることに期待。
○ファリダット
前走の馬体は、さすがビリーヴ(G1馬)の仔か、と思わさせるほど、体の良化は著しい。距離もベスト。展開向けば単まで。
▲サダムイダテン
安藤勝の走るとの勘違い(ダービー向き?)で長めの距離を使われてきたが、馬体構造的にはマイルがベスト。彼(安藤勝)がこの馬は走ると云うことが本当であったならば、この距離が証明する。
△ディープスカイ
この馬も、毛ヅヤこそ一息だが、馬体そのものの充実は素晴らしいものがある。複勝圏内なら。
△エーシンファワード
馬体構造的には1F微妙もデキの良さで克服も。複勝圏内。
△サトノプログレス
生身を観ていないだけに取捨微妙もレース内容評価し。
久々に見応えのありそうなメンバー構成になりました。現場に行けないないのが残念ですが、ここは関東パドック班に期待です。
【土曜京都11R】
☆京都新聞杯(G2)☆
◎メイショウクオリア
ダート、芝戦と行き当たりばったり的な使われ方をしているが、馬体的には、高速馬場の芝戦がベスト。組み合わせにも恵まれた感。堅軸。
○ロードアリエス
現時点ではトモ(後肢)が甘く、ダート向きだが、時計の掛かる馬場になれば互角以上。
▲ミダースタッチ
本質的にはダート向きだけに、天気が崩れるようだと浮上。ただし、高速馬場だと割引必要。
△ブラストダッシュ
馬体は使われる毎に良化するも、四肢とも脚捌きが硬く揉まれ弱さ残る。スンナリ先行できるようだと前残りも。
△ポーラーライツ
まだお釣りある仕上げで完成度は低いが、デキだけなら上位馬と遜色無し。スンナリ先行できれば複勝圏。
伏兵的な馬多く、パドック&返し馬情報必見。
【土曜新潟11R】
☆新潟大賞典(G3・ハンデ)☆
○オースミグラスワン
前走は距離短くなり忙しい流れに戸惑って付いていくのが精一杯。距離延長は好材料。デキ落ちも無く、巻き返せる状態。
△サンライズマックス
前走は休み明け緒戦ながらもキッリチ仕上げてくる。初コースながらも体形からは向きそう。注意必要。
△シルクネクサス
使い詰めのため大幅な上積みは無いが、良い意味での平行線。ただ、飛節がブレて踏み込みの緩い馬だけに連続好走は疑問。
*トウカイワイルド
仕上がってはいるがデキに関しては可も無く不可も無い状態。手替りだけが材料。
▲ブライトトゥモロー
馬体が立派過ぎてまだ身体を持て余している状態。また、返し馬でも脚捌きの硬さが目立った。ただ、今回が叩き3走目と馬体さえ絞れていれば通用する器。当日の仕上げ次第では。
△マンハッタンスカイ
脚捌きの硬い馬で出世が遅れていたが、ここに来て馬体もさることながら、歩様もシッカリしてきた。ハンデを利かして上位争いも。
△メトロシュタイン
腹ポテ体形でスピードよりもパワータイプだけに高速馬場は割引だが、デキに関しては問題無し。
△ワンダースティーヴ
前走は後続に突付かれぱなっしで息も入れられず厳しい展開。スンナリなら渋太さ発揮。
前走関西で出走馬のコメントです。各馬それなりに順調にきており、甲乙付け難い状態です。ハンデ戦でもあり、ここは見(ケン)が正解でしょうが・・・。
[京]
京介です。
じゃあ先にNHKマイルCの見解でもやりますか・・・。
今週末の関東の雨予報がどれほど影響するか…でしょうね。
とにかく梅雨時期の府中は馬場を読みづらいですから。
<NHKマイルC>
×アポロドルチェ
2歳からの成長力が今一つで、マイルでも長そうな馬体になってきた。
×アポロフェニックス
マイルだと明らかに長い。
前走は勝負してビッシリ仕上げて馬体が痩せる寸前の状態。
あそこからさらに上積みだ何だというのは…。
△エーシンフォワード
バランスの良い箱型体型でまとまり型。
目立った強さや強調ポイントが今一つの割に悪い所やアンバランスな部分が少なく、
かなりの器用さがあるためにどんな条件でもそこそこ上手く対応すると言うタイプ。
府中の底力勝負が一番相性は悪いが、
重は大丈夫だし馬込みも全然苦にしないので奇妙なトラックバイアスになった時にスピードに乗って上手く立ち回れる。
中間の馬体を見ると、胴回りの厚さが足りず印象が薄い。しかしこれはこういう見栄えの馬なので。
△ゴスホークケン
前走は馬体が明らかに緩く、メリハリに欠いてアンバランスな馬体。
そこからキッチリ変わってくるかというのがまずポイントだし、
多少スピード寄りのタイプだけに何らかの影響でタフな展開になった場合、
差し比べで踏ん張れる体力が戻っているかも注意したい。
前走は返し馬でもフットワークがやや乱れていた。
成長力を欠いている嫌いもある。
▲サダムイダテン
前走は薄身の馬体にメリハリが付き、結構悪くないぐらいに仕上がってはいた。
中山の魔のペースに完全にやられてしまった格好だが。
府中に戻って伸び伸び走れるようなら十分変わり身もあり得る。
ただもう一回り成長を見せて指数を伸ばさないと足りない、と言うレベル。
◎サトノプログレス
関東から今状態面でイチオシするならこの馬。
前走は雨上がりの馬場で時計が掛かる状況も味方だったにせよ、
全体のメリハリが抜群に良く充実一途といった仕上がりだった。
寸が詰まっていて正方形の馬体で腰高過ぎず、確実にマイラーという体型だし、
中距離崩れや短距離的過剰なスピードタイプなどと比べてマイルの総合力で上回れているのでは。
ニュージーランドトロフィー勝ち馬からはNHK優勝馬は出ていないが、
他の馬も大してベストとも言えない相手関係だけに、出来の良さで条件の不利を克服してもらいたい。
×セッカチセージ
馬体のバランスもまずまず良く、スピードもある方だが、
トモの肉付きがイマイチなままで良くOPまで上がってきたなという馬。
まだ成長途上で体が固まっていない。芝のG1はさすがに…。
×ダノンゴーゴー
腰高過ぎてスピード偏重の○外。
腰の強さもあって肩の動きも深くかなりいい馬だが、短距離馬が一番ごまかしづらいマイルが府中と阪神。
展開の助けを借りても伸びが一瞬で止まると見る。
×ダンツキッスイ
全体の反復が単調で、筋肉のメリハリの付き方が甘いタイプ。一本調子のスピードが強み。
緩急をつけられない逃げ馬なので、道中が平坦ばかりの阪神はかなり良い条件だが、
府中の向こう正面から直線までのアップダウンは耐えられないだろう。
マイペースで行ってて中山の急な下り→直線の上りで完全に脚が止まった辺りがこの馬の限界。
▲ドリームシグナル
コーナー4回は全く合わない寸胴・短足。
マイルの距離に戻るのが一番の好材料。
今回の立ち写真だと腹目も緊張感がありメリハリも良く好調さは維持している。
前駆がやや勝っている体型になっていてトモが少し劣る、京都向きっぽい形になってはいるが、
頑丈さでカバーできる部分はある。
△ブラックシェル
体力やパワーでは明らかに上位の馬だが、背中が伸びすぎていて骨量過剰だけにマイルだと大味すぎるかも。
こういうタイプが差し〜追い込みしかできないというのはさすがに信用しづらい。
馬場が渋って外伸びになってくれればあるいは…だが。
×レッツゴーキリシマ
朝日杯から馬体に成長がない、とずっと言っている通り。
中途半端な距離使われてその度仕上げも半端、背中や前後のバランスなどが歪んできている。
マイル向きの瞬発力も明らかに足りない。
[京]
京都新聞杯出走メンバーは、前走見たことがない馬ばかりなので、見解はありません。
新潟はこれです。
新潟も他のローカルと同じく、開幕週から砂が舞ってます。
1週目は外回りコースで前残り決着が多かったんですが、例年の傾向どおり、差し争いになるところまで馬場が荒れだすのも早いかもしれません。
もちろん狙い目は、
プリンシパルSや京都新聞杯とダービーに向けての重要なレースを捨ててまでここに出張ってきてる上位騎手でしょう。
<新潟大賞典>
△カンファーベスト
前走は細身のこの馬としてはやや太め。
それでいて前残りの決着の流れに素直に乗り切った分の5着。
レースとしては内容があるわけではないが、初戦が楽な競馬だったのは疲労を残さずに済むという意味で好材料。
何度も好走しているコースだけに、キッチリ出来ていればもっと上の評価をしても良い。
仮に重馬場になっても大丈夫。
年齢と実績分目一杯背負わされている斤量が最大の難敵。
×グラスボンバー
前走の好走時は見ていないが、基本的には骨太体型で幅のぶ厚い鈍足ジリ脚タイプ。
新潟での好走は重賞でずっと僅差の競馬を続けていた若い頃のもので、また本来上がり勝負もそれほど得意ではない。
どちらかというと重馬場だったり上がりが掛かる競馬で前が崩れる展開で…の馬。
ハンデも間違いなく重たいし、あまり好材料は得られないのでは。
○スウィフトカレント
基本的にG3辺りでは格上。
前走の富士Sが唯一の鉄砲での凡走で、休養明けは最初から反応の良い仕上がり早。
平坦やハンデ戦の展開、差しが決まる馬場も上手いだけに、キッチリできていれば素直に上位評価で。
ただ、最後の好走からもう1年近くになるだけに、衰えている可能性も考えておきたい。
▲トウショウヴォイス
絶好調で臨んで2着した昨年の新潟記念はやや低レベルで、当時が52kgでのハンデ。
やや勢いが落ちていて今度は53kg…という辺りだが、条件としてはベストだろう。
前走で立ち直ってきた兆しは見せていたし、より上向いてくれば十分射程圏には届く1頭。
×トレオウオブキング
前走の中山は雨の影響でかなり酷いズブズブ状態になり、上がりがとんでもなく掛かった馬場。
芝の準OPでラスト3Fが13.1-13.0-13.5とダート並みのバテ合いになり、これを上手い立ち回りと重馬場適性で凌ぎきった内容。
スピードが必要な新潟とは適性が間逆だろう。
細身で脚長、腰も未だにふらつく部分が残り、トモも脾腹も寂しい痩せ型。スピードを生む要素が足りなさ過ぎる。
かなりの軽ハンデをもらってどこまで勝負になるか…といったところ。
©2008 JRDB
先週の天皇賞(G1)には参ったしましたわ。
[キャ]
同じく・・・。
戦前から、フレンチデピュティ産駒のアドマイヤジュピタだけは仕上げがどうあろうとこの天皇賞の3200mだけは要らないと。
で勝ったのが父フレンチデピュティ×母父リアルシャダイ産駒のアドマイヤジュピタでしたからね。
僕はサムソン斬り─斬ってはないですが─かなり評価を落としましたからねぇ・・・。
[赤]
ホンマここんところ、長距離ちゅうても、血統はあまりアテにならんようになってしもうて、パドックは難儀極まり無いわ。
[キャ]
おっしゃるとおりです。それはそうと、赤木さんはパドックではその良し悪し以外にも、血統を重視して「馬」を見られている訳ですか?
[赤]
当たり前やがなぁ!パドックで馬を見るということは、体調云々の判断は当然としても、「馬見」は血統あっての馬体評価ですわ。
[キャ]
え、「馬見」って、血統も含まれていたのですか、それは初耳です。
[赤]
初耳って、馬を見るのに血統も分からずに、適性の良し悪しの判断はできまへんデ。
[キャ]
例えば、このアドマイヤジュピタの血統の見解はどう判断されていたのですか?
[赤]
馬体構造面からは、胴長で手脚もそれなりに長く距離は持ちそうや、けど、気性面は行きたがりやで、マイナス面が強い。
それよりも、ダート・短距離血統馬に見られる、筋肉の量が多く、質もパワータイプだと。
それで3000mはこなせても最後の1ハロンでは止まる、と。
この部分だけは自信があって、パドックではノーマークにしてしもうた。
けど、見事、この馬にしてやられた、感じやねぇ。
ホンマ、参考にされていた皆様には大変申し訳なかったと。大いに反省しております。
[キャ]
戦い終わっての反省点といいますか、この馬の長所を1・2点挙げていただけませんか。
[赤]
素直に馬体評価だけなら、胴も長く、手脚のバランスも良く、思ったよりも気性面(出遅れて後方の競馬も鞍上の指示に従う)での成長が挙げられるわ。
それよりも、前走までは父フレンチデピュティの身体&筋肉で、毛色もピカピカの派手な栗毛そのものに見えていたが、今回は、身体そのものが母父リアルシャダイ産駒(上質)の特徴である無駄肉が無く、稍細身に見えるくらいの身体つきで、毛色も少し黒ずんだ栃栗毛に見えたのは確かや。
[キャ]
馬って、一ヶ月やそこらでそんなに変身するものなのですか?
[赤]
そりゃまぁそうやな。一ヶ月やそこらでガラリと一変する訳では無いけど、強くなるちゅう馬は一気に変わってきよるのも確かや。それにしてもなぁ〜、あそこまで変化するとは・・・お釈迦様でも知るめぇー。
[キャ]
なにを今更ミエを切ってるんですか!それよりも血統の奥深さを身体で感じられるって素晴らしいことですね。
[赤]
キャップ、な なにを仰いますやら。その血統の奥深い面を、如何にパドックで誰よりも早く見分けられるか、見破るかが「馬見」の仕事ですがナ。ソレを今更・・・。(涙)
[キャ]
さすがの赤木さんも、今回の天皇賞の結果には涙されているようですね。
[赤]
当たりまえですわ。馬に1番近いところで観て、それらを感じながらも素直に評価できなかった。これって、本当に情け無い話しですわ。馬券での思い込みは時としていい結果がでるが、やはり、「馬見家」の思い込みだけはあきまへん。(反省)
[キャ]
それとメイショウサムソンの仕上げはどうでしたか。
[赤]
キャップが立ち写真で馬体を指摘されたように、当日のパドックでも、以前のドッシリとした身体つきではなく、少し細く映ったのは確かです。特に脾腹の辺りはこの馬にしたら寂しくなっていましたね。
[キャ]
やはりそうでしたか。それでも結果2着ですから、持てる能力は確かですね。
[赤]
なんちゅうたってG1馬ですわ。少々デキ落ちであろうと今回のメンバーでは格が違ったちゅうところですか。
[キャ]
「馬見」は本当に奥が深いですね。
[赤]
問題はメイショウサムソンの2着をどう評価するかが今回の課題ですね。
[キャ]
僕はやはりデキ落ちだったと確信しました。何故なら、過去に、直線で馬体を併せて追い比べで負けることが無かった馬が、アドマイヤジュピタとは直線で馬体を併せ一瞬ながらも先に前を出ながらも差し切れなかったのは、やはり本来のデキではなかったように感じました。
[赤]
正にその通りですわ。本来のメイショウサムソンなら、直線であの形になれば差し切っていたはずですわ。それが届かずの2着ですからね。優勝した馬には悪いけど、それにしてもレベルの低いレースでした。
[キャ]
でもTVで見ている側としては、両馬の直線の叩き合いは迫力ありましたよ。
[赤]
そりゃーそうや、未勝利戦でもゴール前の叩き合いだけなら、迫力満々やで、特に馬券を握り締めていたら。(笑い)
[キャ]
そこのところが僕達と赤木さんとの競馬の見方、感じ方が違うのですよね。
[赤]
そうやな、わしら「馬見家」はレースの迫力、結果云々だけではなく、「馬」そのものを追求している訳や、例えば、その叩き合った両馬が互角のコンディションで持てる能力をすべて発揮しての戦いだったのか、それとも片方が体調不良だったのか。この部分をキッチリと把握していなければ、次走に繋げる予想はできないちゅうことですわ。
[キャ]
えーっ、そこまで先を見通して「馬」を観察されておられるのですか。
[赤]
そこまで先をちゅうて、そんなん、「馬見家」とっては当然のことですわ。要するに、「馬見家」ちゅうのんは、何処の誰よりも次走の予想を先にしているんですわ。そう、今回の天皇賞を例にとると、宝塚記念ではアサクサキングスが◎かな?とか、メイショウサムソンは反動が出そうやから、馬体の回復次第とか。ね。
[キャ]
なるほど、1つのレースが終われば、もう各馬のレースのシュミレーションが出来ていると云うわけですね。
[赤]
そうや、もう少し突っ込んで云うなら、アドマイヤモナークは今のままでの戦い方(差し、追い込み)ではG1戦線では通用しないから、宝塚記念では安藤勝を降ろして、ルメール騎手を呼び寄せて、先行させれば宝塚記念で巻き返せるとか。
それがダメなら、これからは好位での競馬を教えていくとか。
[キャ]
馬に乗ったことが無いのに、いくら赤木さんでも、それは・・・。
[赤]
馬に乗らなくても、調教師や騎手以上に見える部分があるのが「馬見家」ですわ。
他の世界、業界でも、発見とかアイデアちゅうのんはその道のプロだけが発見するものやないでしょう。時には素人の方がいい発想をするもんですわ。
特に、日本の競馬の歴史なんて知れてますやん。調教師といえど、なんとかに毛が生えたようなもんですわ。
そう、本質が見えていない関係者が多すぎます。
[キャ]
そんな、乱暴な言い方をして、僕は責任はとれませんよ。
[赤]
責任って、誰にとりまんねん。そんなん、責任者出て来いって云われたら、エライすんませんちゅうてあやまったら済むことですわ。
それくらいのことでしたら、わしがとりますがな。(笑い)
[キャ]
もう、この話しは無かったことにしておきます。プンプン。関係者の皆様、失礼しました。
血統の話しに戻りますが、偉大なサンデーサイレンスが逝ってから、父の血統よりも、母父サンデーサイレンス然り、母父(肌馬)の血統の方がより、活躍馬がでていますね。
[赤]
そうやね。このアドマイヤジュピタの母父リアルシャダイの産駒は長距離に滅法強かったもんなぁ。歴史は繰り返すじゃないけど「血統も繰り返す」か。それを素直に・・・。
[キャ]
特にこのフレンチ産駒は母父の血がよく出るようですね。
あっ、そういえば、同じ日に行われた3歳牝馬限定のスイートピーSの勝ち馬アロマキャンドルもフレンチデピュティ産駒。3着のアルダントヌイも同じですね。
共に母父がサンデーサイレンスですね。もちろん、社台ファームの生産です。
[赤]
西だけではなく東でもがんばってましたんか・・・。フレンチデピィティは今春のトレンドになるやも知れませんな。
[キャ]
ちなみに、昨年のNHKマイルCを制したピンクカメオもフレンチデピュティ産駒でしたよね。
今年のNHKには出走登録していないですが、ダービーやオークスでちょっとは期待できる馬がでてますから、そっちに注目しましょうか。
[キャ]
今週は、京都では土曜日に重賞の京都新聞杯(G2)が行われます。当然、それぞれのコメントは出来上がっていますよね。
[赤]
こう見えても仕事だけは早いもんですわ。コレでよろしゅうおまっか。
[キャ]
早いだけでは困ります。中身が充実していてこそプロの仕事ですから。
[赤]
な、何を根拠にそんな乱暴な発言をされるのですか!私はこうみえても、仕事だけは力の出し惜しみだけはしたことがありません。絶えず、メイチで頑張ってまっせ。そんじゃーサイナラ。
[キャ]
え〜っ、まだ陽が高くて遊び人が表をうろつく時間ではありませんが・・・。
[赤]
またそんなご冗談を、私の時計の針はもう九時を回っていますが、なにか御用でも?
[キャ]
赤木さんの腕の時計・・・おおー!それ完全に手書きのイラストじゃないですか!
さては今書きましたねー!
[赤]
手書きであろうがなんであろうが、世の中云うたモン勝ち・書いたモン勝ちですわ!ハッハッハー。競馬予想の世界もそうやろ?
[キャ]
それならそれで結構ですから、スタッフの邪魔にならないようにソッとお帰り下さい。プンプン
[赤]
キャップ、大変なことを忘れていました。
[キャ]
いきなり何なんですか。
[赤]
「馬券力が向上する練習帳―1日5分で見る間に馬券力アップ! 」 なる単行本の売れ行きがええちゅうて出版社から連絡が入ってきてましたわ。この本って、確かキャップが書いた本と違いまんの?
[キャ]
なにを今更、他人事のように、その本は僕の著書ですよ。
[赤]
いやはや、申し訳ありません(汗)。あの本が売れているとはお釈迦様でも・・・。世の中何がヒットするのやら分かりませんねぇー。
[キャ]
どういう意味ですか!ったく・・・。ヒットまでもいってませんよ。
近頃の競馬は難しすぎますから、競馬ファンのみなさんも、ようやく根拠の薄い馬券理論では勝てないことに気付いてきたんだとおもいます。
「楽して競馬は勝てません」ですよね?
僕らは日々、抽出条件を変えては分析、変えては分析、の繰り返し。気が狂いそうになる時もありますが、持ち前の根性でがんばってます。
赤木さんもこの本を読んで少しは競馬の勉強をして下さいね。
あぁそうそう、練習帳と題してますが、中身は純粋なデータ本ですので。
[赤]
う〜ん、この歳になって勉強ですか。ま、キャップの書いた本でっさかい、一度、目を通しておきますわ。(^ ^ゞ ポリポリ
[キャ]
意味をなすかなさないかは、使う人の感性次第、ですね。
[赤]
嫌味なやっちゃなぁ・・・。わしも昔はやねぇ、いや今でも・・・
[キャ]
はいはい、分かりましたよ(笑)。競馬な日々刻々と変化してます。"追いつけ追い越せ"の精神でかんばりましょう。。。
[赤]
なんや聞いたことのあるフレーズやけど・・・。そうですね、おっしゃるとおり。
[キャ]
アタッタ・ハズレタも大事ですが、競馬をみんなで楽しむのが我々のコンセプト(もしかして僕だけ?)。
そんな我々の競馬観を世に伝えるために、日々変化球についていける柔軟な姿勢と感性、そして日々進化を心掛けましょう。
[赤]
心の臓にグサーっときましたわ(涙)。わしも若いころは、いや今でもねぇ・・・。
[キャ]
はいはい、それさっき聞きましたって。
赤木さんがあってのJRDBですから、ずーっと頼りにしてますよ。。。
[赤]
ずーっとアテにされても困りますけどな・・・。
【日曜東京11R】
☆NHKマイルカップ(G1)☆
◎ブラックシェル
気性面での課題が残ると云うか、陣営の戦法(位置取りなど)に疑問が残るが、馬体に関しては過去のG1馬に匹敵する器。手替りと距離短縮が良い方向に変わることに期待。
○ファリダット
前走の馬体は、さすがビリーヴ(G1馬)の仔か、と思わさせるほど、体の良化は著しい。距離もベスト。展開向けば単まで。
▲サダムイダテン
安藤勝の走るとの勘違い(ダービー向き?)で長めの距離を使われてきたが、馬体構造的にはマイルがベスト。彼(安藤勝)がこの馬は走ると云うことが本当であったならば、この距離が証明する。
△ディープスカイ
この馬も、毛ヅヤこそ一息だが、馬体そのものの充実は素晴らしいものがある。複勝圏内なら。
△エーシンファワード
馬体構造的には1F微妙もデキの良さで克服も。複勝圏内。
△サトノプログレス
生身を観ていないだけに取捨微妙もレース内容評価し。
久々に見応えのありそうなメンバー構成になりました。現場に行けないないのが残念ですが、ここは関東パドック班に期待です。
【土曜京都11R】
☆京都新聞杯(G2)☆
◎メイショウクオリア
ダート、芝戦と行き当たりばったり的な使われ方をしているが、馬体的には、高速馬場の芝戦がベスト。組み合わせにも恵まれた感。堅軸。
○ロードアリエス
現時点ではトモ(後肢)が甘く、ダート向きだが、時計の掛かる馬場になれば互角以上。
▲ミダースタッチ
本質的にはダート向きだけに、天気が崩れるようだと浮上。ただし、高速馬場だと割引必要。
△ブラストダッシュ
馬体は使われる毎に良化するも、四肢とも脚捌きが硬く揉まれ弱さ残る。スンナリ先行できるようだと前残りも。
△ポーラーライツ
まだお釣りある仕上げで完成度は低いが、デキだけなら上位馬と遜色無し。スンナリ先行できれば複勝圏。
伏兵的な馬多く、パドック&返し馬情報必見。
【土曜新潟11R】
☆新潟大賞典(G3・ハンデ)☆
○オースミグラスワン
前走は距離短くなり忙しい流れに戸惑って付いていくのが精一杯。距離延長は好材料。デキ落ちも無く、巻き返せる状態。
△サンライズマックス
前走は休み明け緒戦ながらもキッリチ仕上げてくる。初コースながらも体形からは向きそう。注意必要。
△シルクネクサス
使い詰めのため大幅な上積みは無いが、良い意味での平行線。ただ、飛節がブレて踏み込みの緩い馬だけに連続好走は疑問。
*トウカイワイルド
仕上がってはいるがデキに関しては可も無く不可も無い状態。手替りだけが材料。
▲ブライトトゥモロー
馬体が立派過ぎてまだ身体を持て余している状態。また、返し馬でも脚捌きの硬さが目立った。ただ、今回が叩き3走目と馬体さえ絞れていれば通用する器。当日の仕上げ次第では。
△マンハッタンスカイ
脚捌きの硬い馬で出世が遅れていたが、ここに来て馬体もさることながら、歩様もシッカリしてきた。ハンデを利かして上位争いも。
△メトロシュタイン
腹ポテ体形でスピードよりもパワータイプだけに高速馬場は割引だが、デキに関しては問題無し。
△ワンダースティーヴ
前走は後続に突付かれぱなっしで息も入れられず厳しい展開。スンナリなら渋太さ発揮。
前走関西で出走馬のコメントです。各馬それなりに順調にきており、甲乙付け難い状態です。ハンデ戦でもあり、ここは見(ケン)が正解でしょうが・・・。
[京]
京介です。
じゃあ先にNHKマイルCの見解でもやりますか・・・。
今週末の関東の雨予報がどれほど影響するか…でしょうね。
とにかく梅雨時期の府中は馬場を読みづらいですから。
<NHKマイルC>
×アポロドルチェ
2歳からの成長力が今一つで、マイルでも長そうな馬体になってきた。
×アポロフェニックス
マイルだと明らかに長い。
前走は勝負してビッシリ仕上げて馬体が痩せる寸前の状態。
あそこからさらに上積みだ何だというのは…。
△エーシンフォワード
バランスの良い箱型体型でまとまり型。
目立った強さや強調ポイントが今一つの割に悪い所やアンバランスな部分が少なく、
かなりの器用さがあるためにどんな条件でもそこそこ上手く対応すると言うタイプ。
府中の底力勝負が一番相性は悪いが、
重は大丈夫だし馬込みも全然苦にしないので奇妙なトラックバイアスになった時にスピードに乗って上手く立ち回れる。
中間の馬体を見ると、胴回りの厚さが足りず印象が薄い。しかしこれはこういう見栄えの馬なので。
△ゴスホークケン
前走は馬体が明らかに緩く、メリハリに欠いてアンバランスな馬体。
そこからキッチリ変わってくるかというのがまずポイントだし、
多少スピード寄りのタイプだけに何らかの影響でタフな展開になった場合、
差し比べで踏ん張れる体力が戻っているかも注意したい。
前走は返し馬でもフットワークがやや乱れていた。
成長力を欠いている嫌いもある。
▲サダムイダテン
前走は薄身の馬体にメリハリが付き、結構悪くないぐらいに仕上がってはいた。
中山の魔のペースに完全にやられてしまった格好だが。
府中に戻って伸び伸び走れるようなら十分変わり身もあり得る。
ただもう一回り成長を見せて指数を伸ばさないと足りない、と言うレベル。
◎サトノプログレス
関東から今状態面でイチオシするならこの馬。
前走は雨上がりの馬場で時計が掛かる状況も味方だったにせよ、
全体のメリハリが抜群に良く充実一途といった仕上がりだった。
寸が詰まっていて正方形の馬体で腰高過ぎず、確実にマイラーという体型だし、
中距離崩れや短距離的過剰なスピードタイプなどと比べてマイルの総合力で上回れているのでは。
ニュージーランドトロフィー勝ち馬からはNHK優勝馬は出ていないが、
他の馬も大してベストとも言えない相手関係だけに、出来の良さで条件の不利を克服してもらいたい。
×セッカチセージ
馬体のバランスもまずまず良く、スピードもある方だが、
トモの肉付きがイマイチなままで良くOPまで上がってきたなという馬。
まだ成長途上で体が固まっていない。芝のG1はさすがに…。
×ダノンゴーゴー
腰高過ぎてスピード偏重の○外。
腰の強さもあって肩の動きも深くかなりいい馬だが、短距離馬が一番ごまかしづらいマイルが府中と阪神。
展開の助けを借りても伸びが一瞬で止まると見る。
×ダンツキッスイ
全体の反復が単調で、筋肉のメリハリの付き方が甘いタイプ。一本調子のスピードが強み。
緩急をつけられない逃げ馬なので、道中が平坦ばかりの阪神はかなり良い条件だが、
府中の向こう正面から直線までのアップダウンは耐えられないだろう。
マイペースで行ってて中山の急な下り→直線の上りで完全に脚が止まった辺りがこの馬の限界。
▲ドリームシグナル
コーナー4回は全く合わない寸胴・短足。
マイルの距離に戻るのが一番の好材料。
今回の立ち写真だと腹目も緊張感がありメリハリも良く好調さは維持している。
前駆がやや勝っている体型になっていてトモが少し劣る、京都向きっぽい形になってはいるが、
頑丈さでカバーできる部分はある。
△ブラックシェル
体力やパワーでは明らかに上位の馬だが、背中が伸びすぎていて骨量過剰だけにマイルだと大味すぎるかも。
こういうタイプが差し〜追い込みしかできないというのはさすがに信用しづらい。
馬場が渋って外伸びになってくれればあるいは…だが。
×レッツゴーキリシマ
朝日杯から馬体に成長がない、とずっと言っている通り。
中途半端な距離使われてその度仕上げも半端、背中や前後のバランスなどが歪んできている。
マイル向きの瞬発力も明らかに足りない。
[京]
京都新聞杯出走メンバーは、前走見たことがない馬ばかりなので、見解はありません。
新潟はこれです。
新潟も他のローカルと同じく、開幕週から砂が舞ってます。
1週目は外回りコースで前残り決着が多かったんですが、例年の傾向どおり、差し争いになるところまで馬場が荒れだすのも早いかもしれません。
もちろん狙い目は、
プリンシパルSや京都新聞杯とダービーに向けての重要なレースを捨ててまでここに出張ってきてる上位騎手でしょう。
<新潟大賞典>
△カンファーベスト
前走は細身のこの馬としてはやや太め。
それでいて前残りの決着の流れに素直に乗り切った分の5着。
レースとしては内容があるわけではないが、初戦が楽な競馬だったのは疲労を残さずに済むという意味で好材料。
何度も好走しているコースだけに、キッチリ出来ていればもっと上の評価をしても良い。
仮に重馬場になっても大丈夫。
年齢と実績分目一杯背負わされている斤量が最大の難敵。
×グラスボンバー
前走の好走時は見ていないが、基本的には骨太体型で幅のぶ厚い鈍足ジリ脚タイプ。
新潟での好走は重賞でずっと僅差の競馬を続けていた若い頃のもので、また本来上がり勝負もそれほど得意ではない。
どちらかというと重馬場だったり上がりが掛かる競馬で前が崩れる展開で…の馬。
ハンデも間違いなく重たいし、あまり好材料は得られないのでは。
○スウィフトカレント
基本的にG3辺りでは格上。
前走の富士Sが唯一の鉄砲での凡走で、休養明けは最初から反応の良い仕上がり早。
平坦やハンデ戦の展開、差しが決まる馬場も上手いだけに、キッチリできていれば素直に上位評価で。
ただ、最後の好走からもう1年近くになるだけに、衰えている可能性も考えておきたい。
▲トウショウヴォイス
絶好調で臨んで2着した昨年の新潟記念はやや低レベルで、当時が52kgでのハンデ。
やや勢いが落ちていて今度は53kg…という辺りだが、条件としてはベストだろう。
前走で立ち直ってきた兆しは見せていたし、より上向いてくれば十分射程圏には届く1頭。
×トレオウオブキング
前走の中山は雨の影響でかなり酷いズブズブ状態になり、上がりがとんでもなく掛かった馬場。
芝の準OPでラスト3Fが13.1-13.0-13.5とダート並みのバテ合いになり、これを上手い立ち回りと重馬場適性で凌ぎきった内容。
スピードが必要な新潟とは適性が間逆だろう。
細身で脚長、腰も未だにふらつく部分が残り、トモも脾腹も寂しい痩せ型。スピードを生む要素が足りなさ過ぎる。
かなりの軽ハンデをもらってどこまで勝負になるか…といったところ。
赤木&橋浜の馬見研究
