2008年05月14日

【レースデータ分析】 飯村式で指数を直感的に。。。

 JRDBというと、どうしても直前情報に代表されるパドック点や馬体といったイメージが強いんですが、実際データ系の方が凄いんです。
僕がシステム班という事もあって、思い入が強いと言う事もあるけれど、それを差し引いてもこれは本当の話。
どれだけ凄いかと言うと、それはもう収集がつかなくなる位の種類と量で、初めてJRDBに入ったほとんどの人達は「一体どうしたらいいの?」と呆然とする人が続出という有様。
それでも何とか目に付く所でいうと、IDMやパドック点というものがあって、なんとなく見て買って、それだけでも結構当ってしまうので、スッキリしないままJRDBを利用している・・・
JRDBとしては、これではイカンです。この辺りがうちの弱い所なんですね。

個人的には、JRDBの仕事はとにかく競馬を楽しんでもらう事だと思っているので、まずはこのデータの消化不良気味な部分を少しでもスッキリしていただかなくてはなりません。
そのために、ある一つの方法を紹介させて頂きます。
 JRDBの使い方のほんの一例なのですが、これはまだ昔、僕がJRDBの会員だった頃からのやり方です。
今回はシステム班の特権?を生かして、もう好きなようにデータを再編集しています。
少しでも参考になればいいのですけれど。


 IDMというのは、大雑把に言うと、小さいデータを積み上げていって最終的にその馬の能力を表現しています。
ただし、1つの数字に纏めてしまっているので、小回りが効きません。
「こういう条件ならば、こういう馬が有利だろう」
というような事を表現できないのです。どんなに優秀な指数だとしても、1データで全レースに使う事はできませんよね。
数字が大きければ確かに強いのですが、その強さの内容を比較するのが難しい。
で、その部分を補足するために、これまた様々なデータがあったり、コメントだったり、個人の経験に拠ったりと、痒いところに手が届かない仕組みになっています。
ですので、IDMを分解します。
具体的には「テン指数」「上がり指数」「ペース指数」と、それを元にしてIDMを再構築した「差し」「先行」の5つの指数を使います。
そして、対象にする指数は前5走以内に出した指数のみを対象にします。結果として実際に出した物だけを対象にするという事です。それを、データビュワーを使用する事によって、より直感的に指数を使って予想する。
以上が僕のやり方です。


 言葉で説明するよりも、実際に例を挙げてやってきましょうか。
準備としては、申し訳無いのですがブラウザは「FireFox」を用意して頂けると、助かります。
IEを使うと、遅い。重い。ストレス溜まりまくる事請け合いです。
ちなみに、FireFoxはIEの5倍以上は速いです(体感で)。
また、ご使用前には、できれば画面左上の「ご使用前にお読み下さい」を一読されていると、話は早く進みます。

飯村式データビュワー

先週行われたレースから4つ選んでみたました。これ全部ダートです。
ダートを選んだ理由は、傾向が安定しているのが大きな要因ですが、単純に芝に比べて簡単だからです。
ただし先週は雨の影響で馬場状態が特殊だった分、参考にし辛い部分はあります。今後暫くは、同様の形で解説して行く予定ですので、とりあえず今週は上記のレースで進めていきます。

1・土曜東京12R ダート1600
馬場状態は稍重でしたが、これくらいであれば、ほぼ良馬場と一緒の傾向です。

使う指数は「差し」。ダートの場合ですと、ほぼこの指数をメインに使います。これは、IDMの中でも更に「上がり指数」の評価を上げて再計算している指数です。
まずは、この指数を大きい順に並び替えましょう。「順差」の列の数字が入っているマスを、どれでもいいのでクリックします。
出来ましたか?
そしたら次は、「後差」の列の数字が入っているマスを、どれでもいいのでクリックします。
何回かクリックしていくと、このマスが-1秒以内の馬だけ(色が付いたマス)が表示されるようになるので、そこでストップ。
これで準備完了です。

さて、この数回のクリックで何をしたのかと言うと、ただ単に馬を選択しただけです。
正確に言うと、東京ダート1600の傾向に合う馬を選びました。
言葉で説明するとすれば、以下のような感じ。
「基本的には能力があって、少なくとも4角では勝負圏内に位置取りを占められる馬で、上がりの脚もそれなりにある馬」

例えばこういったタイプの馬を、新聞から自分で1から探すのは面倒ですよね。このデータ表であれば、僅か数回クリックするだけで済みます。しかも、嬉しいことに、指数順に並び替えられた状態で表示までしてくれます。
後の作業は、この指数の上から見ていって、必要な馬をピックアップしていけば完了。

アタマを使うのはこの先からです。適性の高い馬を機械的に選びました。
次にやるべき事は、予想です。もう少し丁寧に、上位の各馬を見ていきましょう。
この時点で、例えばレースコメントを見たり(表上部のコメントをクリックで、コメントが見れます)特記や馬具を見たり(これも特記のボタンをクリックで)して、考えていくわけですが、もっとザックリと要らない馬を捨てたいと思います。

 IDMの左側に「詰脚」という列があるのですが、これは「後半3F地点からどれだけゴールまでに差を詰められたか(差を付けたか)を表しています。
要するに、この数字が0以上であれば、多少の誤解は無視して「伸びた」と考えていいと思います。
逆に、この数字がマイナスであればあるほど「タレた」という事です。
例えば9番のアドマイヤミラクルは、東京ダート2100のレースでは先行して後半は-1.5秒遅れました。後3F地点で-0.3秒差だったので、合計して-1.8秒差をつけられての6着だったという事になります。
東京のような、後半に重点を置くコースであれば、これはイマイチ。ですので、アドマイヤミラクルのこのレースは評価しません。
ちょっと分かり辛いかも知れませんが、アドマイヤミラクル自体を評価しないという事ではありません。
この指数は、評価の対象にならないという事です。
「差し指数」順に見ていって、上位から拾っていくのですが、とりあえずこの時のレースの指数は対象外という事です。
同様に、トワイライトワルツの鎌ヶ谷特別の指数も、小回りを捲くって垂れたという指数ですので、対象外。
ティティボスの福島の指数はOKですが、その下の小倉での指数は-1.3秒と、逃げて潰れ過ぎですので、これも対象外。
福島の分は合格なのですので、ここで上位から見て行って残っている馬をまとめておきます。

 8・カネスラファール
 3・ワイルドソニック
 5・テンザンモビール
 6・ティティボス
12・バンプアップ

上から5頭だと、こんな感じになりました。
レース結果もこれに近いですね。

説明しきれていない部分も多々あったと思いますが、大体以上のような流れです。


残りのレースは簡単に済ませておきます。
2・日曜東京7R
3・丹沢SH

共に不良馬場でのレースなので、同じ方法です。
・「順差」クリックで、「差し指数」順に並び替え。
・土曜とはここからが少し変わって、「詰脚」の列をクリックしていって、マスが0.7秒以上の赤く塗られている馬のみを選択。
選ばれた頭数が少ないのですが、後はここから馬を選らんでいきます。

また、丹沢Sはハンデ戦ですので、「日付」が古いものは対象外になります。評価しません。
何故かと言うと、ハンデ戦の場合は「本当は能力があって指数が高い馬」よりも「近いレースで能力を発揮している馬」を優先して考えるべきレースだからです。
赤・青・緑と、新しい順に日付に色がついているので、日付に色がついているレースのみが評価の対象となります。
また、馬名にも色が付いている馬がいるのですが、これは2走以内に5着以内だった馬に付きます。
暖色の場合は先行した馬、寒色の場合は後方からの馬といった具合になってます。
特にハンデ戦の場合は、馬名に色が付いている馬は積極的に評価してあげると、なかなか良い結果になります。

4・桃山特別
これは前日のコラムでも書いたレースです。(会員内サイトでしか見れません、すみません)
ですので、今回は省略させて頂きます。

 次回は、予想を含めたより具体的な使用方法をご説明します。
今日は夜も遅いし(現在深夜2時)、このあたりにて失礼します。


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