2008年10月03日
【重賞会談】 スプリンターズS・札幌2歳S・シリウスS 京介の見解
【土曜札幌】
☆札幌2歳☆
今年の札幌の2歳馬のレベルは
そこまで悪すぎではなく、標準といったほどですか。
素質がありそうな競馬振りを見せた馬もいます。
しかし札幌開催になってからのOP競走はホッカイドウ競馬所属馬に荒らされまくりです。
4勝もしていて経験豊富なモエレエキスパートの競馬上手ぶりを、
1戦1勝馬の伸びしろで果たして追い越せるでしょうか?
×1.アグネスクイック
初戦からシャドーロールをしてて、それでもかなり頭が高すぎる。
フットワークもかなり雑だが、新馬戦は外枠を引けて伸び伸び捲って来れたことで
脚力上位・パワー上位分を存分に生かせた格好。
距離が伸びて揉まれて難しい競馬になるとどうだろう?
◎2.モエレエキスパート
前走は混戦の展開を外から一捲りで圧勝、上がり35秒を切ったのはかなり優秀。
距離が伸びても問題ない走りをしているし、好位でも立ち回れる馬。
1800mのスローしか経験してない新馬1戦1勝の馬より確実にスピードでも上。
△3.アドマイヤサムライ
この馬も極端に頭が高く、スローでスンナリだった競馬振りの中でも若さが見られた。
そこそこ脚力があって悪くはないが、伸びしろ次第。
△5.ナムラカイシュウ
手脚も長くパワー十分の超大跳び走法。
ダートの中距離勝ちながら、最後脚が止まってないのは好感。
芝への対応力次第だが、揉まれない競馬をした方がいいだろう。
×6.イーサンヘモス
基本的にダート馬だし、骨瘤がある影響なのかフットワークがアンバランス。
○7.イグゼキュティヴ
手脚が良く伸びる大跳びで、あまりダートが向いてなさそうだった。
スタートもキチッと切れるし、
1800mになっても馬群の外を捲って追い上げたようにむしろ距離伸びて良いタイプでもある。
内をピッタリ回って馬群の間を抜いた前走1着のスズカワグナーとの差も競馬次第で逆転できた。
▲8.メイショウイエミツ
バランスのまとまった大型先行馬。
パワーがあって跳びが大きな割に動きが重たくなく癖も少ない。
早いペースにも対応できた新馬の内容がいい。
距離が伸びても問題ないだろう。
×9.ステイマックス
新馬は8頭立ての前半超スロー、馬場の内側が荒れてきた状況で馬場の良い外を伸びたもの。
出負けもしたし非力感が目立つし手前の替え方もまだぎこちない。相手が強化され頭数も増えてどうなる?
△10.ピロートーク
小柄な馬だが四肢を目一杯伸ばして大跳びで走るタイプ。
細身で脚力不足の面があるが仕上がりが早く、荒れた馬場も苦にしない。
全体のレベルが低かったら完成度の差で上位に来れても良い。
▲11.フォーレイカー
かなりのスローペースで勝ち時計は遅いが、掲示板上位は全て次走勝ち負け。
かなり相手が揃ってた高レベル新馬勝ち。
少しフォルムが小さくコンパクトな走りをする。
中間間隔が開いた不利はあるものの、調整と成長次第ではここでも。
△12.ダノンヒデキ
同じく札幌で新馬勝ちを挙げたグリフィスの弟。
スローに対応して折り合えるセンスはあるが、時計の遅い新馬ペースを逃げて勝ったもの。
速い流れで揉まれるとどうか?
▲13.テーオーストーム
かなり頭の高い走りをするが、結構速い流れを内から差した競馬振りは評価できる。
走破時計も札幌新馬勝ちの歴代3位だし、超スローで直線だけの上がりしか出してない逃げ馬勢より内容は濃い。
他の中央馬よりは魅力がある。
×14.メジロチャンプ
函館2歳の除外が痛かった。
立て直してからのコスモス賞での競馬を見るに、距離の持たないマイラー以下という印象。
スピードで押すタイプで、外枠からの競馬もどうか?
【土曜阪神】
☆シリウスS☆
昨年の勝ち馬ドラゴンファイヤーに、阪神2000mレコード保持者のワンダースピード。
ハンデを多少背負ったとしても適性上位であるこの2頭に並ぶには、
メチャクチャ速い上がりを出せるか、ダントツのスピード持続力がないとツライと考えるのが普通ですよね。
実力を隠してる人気薄の馬なんて今更いるんでしょうか?
○2.ドラゴンファイヤー
昨年のシリウスSは時計が遅かったものの、53kgと瞬発力適性での勝利。
ワンダースピードの持続力についていけるかが問題だが、
一応アンタレスS当時の斤量差が逆転しているし、それなりに条件は悪くない。
△4.ユキチャン
関東オークスでのレコードで実力評価されているが、
この馬も全兄も揉まれると全然力を出せずアッサリを競馬を投げるアテにしづらいタイプ。
脚抜きの良い馬場で、スピードの出る馬場で競馬をしたい。
▲6.ダークメッセージ
1度500万条件でダートを使った時は1秒以上の大差をつけての圧勝だった。
そこでリズムを整えて重賞へ一気の格上挑戦で3着、その後連勝街道を上って行った経緯がある。
姉も妹もダート馬だったし、繋が短く骨も太い分瞬発力に欠き、確かに芝を走るセンスがなさそうに見える。
どの馬もいい脚一瞬の馬で末脚を引き出すのに乗り難しそうにしているし、
ここで新味を見せる可能性はあってもいい。
ただ中間の調教がどうもイマイチのようにも…。
×8.マイネルマニセス
馬体アンバランスでここでは見劣るだろう。
×9.イイデケンシン
極端に頭が高く、それほど成長があったようにも見えない。
関越Sは超スロー凡戦を逃げて楽できたもの。
重賞でどうこう言える馬ではなさそうに思えるが。
△12.プロヴィナージュ
経験は浅いがそこそこ素質はある。
長距離輸送も気になるし距離伸びてどうかという疑問もあるが、この斤量なら…という期待はある。
×15.ゲイルバニヤン
多少条件は良くなるものの、連勝街道まっしぐらだったのが半年前。
フットワークの鈍さを見ても、明らかにリズムを崩しているように見える。
▲16.ドラゴンウェルズ
筋肉量豊富でトモ幅も抜群にあり、見栄えがかなりするタイプ。
馬体と比べて成績が地味すぎると前から思っていたし、
芝重賞のG2G3レベルを体力と持続力で2〜3着に持ってこれても、キレ負けが明らかな現状。
藤原英厩舎に昔同じダイナフォーマー産駒でエイシンハンプトンという重賞級の馬がいたし、
ダート向けの仕上げも問題ないだろう。
鉄砲自体もかなり走る馬なので、狙いは今回。
【日曜中山】
☆スプリンターズS☆
今年は外国馬の参戦がなく、ほぼ全ての馬がサマースプリントシリーズに出走しました。
またちょっとばかり過去に遡れば、高松宮記念にも出走しています。
つまり、ほぼ全ての馬の力関係はわかっているはずなんです。
それ以外の要素で紛れが生まれる余地は、中山コースの得手不得手しかないでしょう。
サマースプリントシリーズで敵わなかった力の差は中山適性でしか逆転できません。
コメントは小倉と阪神に行ってない馬を。
▲4.プレミアムボックス
三浦皇成が乗ることでメディア的に多少注目はしても、
明らかにスピード差では格下だし、成績も見劣る。当日人気することはないはず。
しかし大跳び巨漢の短距離馬なので、時計に限界があるし
器用さがないので小回り平坦がかなり下手。
内枠の好位イン差し決着ばかりだったサマースプリントシリーズ自体がそもそも合ってない。
名ばかりの重賞とは言え春のオーシャンSを勝っているし、
中山芝は5戦して2勝3着2回とやっと力を発揮できる舞台に切り替わる。
内枠も引けたし、ハマっていい条件は十分揃っている。
△8.ウエスタンビーナス
この馬も過去に重賞2着歴や、後のG1馬エイジアンウインズを完封したこともあるぐらいに
中山芝1200mは大得意舞台。
もちろん実績面でははるかに見劣りするし、
春先に絶好調だった馬が夏場に入って完全に調子を崩してしまっているので成績からは正直狙いは立たないが、
近況明らかに涼しくなってきて今回は完全にノーマーク逃げになる。
持ち直している様子が覗えて当日変な馬場になれば。
×9.トウショウカレッジ
中山はそれほど得意ではない馬だし、実績面でも見劣る。
極端に頭が高いくせに行きたがる癖があり、成績からは明らかに内枠好き。
壁を作って道中押さえ込んで脚をタメられる競馬でないと終い末脚を伸ばせないからだ。
この枠でも悪くはないが、G1だったらベストの条件が欲しい。
▲13.ビービーガルダン
できれば4走前の中山1000万を勝った頃よりもパワーアップしていて欲しいが、
中山は得意舞台だし重賞でも即通用するスピードを前走示した。
相手も強化されるしテン争いも厳しいとは思うが、条件面ではマイナスする要素は全くない。
○15.キンシャサノキセキ
中山1200mの混戦で大外枠は正直かわいそうだが…。
実績面やスピード性能では明らかに上位。
高松宮記念にてスズカフェニックスに先着したのは大いに評価していい。
「折り合い面が解決して安定した走りをするようになった…」と言い切るにはまだ程遠い現状だが、
中山では負けたことがない馬だし、そもそも輸送の少ない関東圏コースだと気性難を出さない。
×16.タマモホットプレイ
昨年5着馬だが…。
馬群の外しか回せず必ず距離損覚悟の追い込み馬で、近況も特に目立った内容がない。
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