2011年01月31日


超基本的な事
一定以上に競馬が好きな方、また特に競馬関係者。基本的すぎて何の意識もしないと思いますが、競馬は土・日の2日間あります。1月5日から12月の暮れまで、毎週キッチリ休む事無く。
でも、もう少し普通の競馬好きの方に寄ると、やっぱり土曜と日曜の差は大きい。
例えば競馬中継にしても、日曜日ですと関東なら8チャンネル、土曜日なら12チャンネル。
テレビ局の規模も影響力も、番組の雰囲気も、関東ですと全然違いました。多分、お金のかけ方も結構違うはず。あれほど、同じ素材を扱っていながら予算の差を感じさせる雰囲気も珍しいです。ちなみに、その差はメイン近辺以外の時間帯を放送している地方局になると更にUP!
(僕は関西に来てから、全くテレビを見なくなった上に週末は事務所作業ですので、関西の民放での競馬中継がどうなっているのかはさっぱり分かりません。)

で、具体的に土曜と日曜の差が何処に来るのか?と言いますと、オッズに出ます。
日曜日の方が参加人数が増える→また、土曜に比べて馬券下手な人の比率も高まる→未だにほとんどの人が、情報ソースは競馬新聞とスポーツ紙→ちょっと印が厚い馬に簡単にオッズが偏る→能力不足の馬が過剰人気になりやすい。
これは僕個人の完全な仮説です。どのみち、こんな箇所で理論的な根拠を求める意味もあまり無いのですけれども・・・。
少し補足しておきますと、競馬専門紙の印は一般的に木曜日に打っています。
木曜日の夕方に出走馬が確定して、金曜日の10時過ぎに枠番が確定します。で、新聞の発売が昼前。枠確定後に印を打っていたら間に合いませんよね。
ですので、どれだけ優れた記者の方でも、枠番が分からない状態で印を打つというのは、自分の予想能力をフルには使えていな状態です。
でもそれが紙面上の印となって、世の中に出て、全紙(スポーツ紙合わせて、1レースにつき100人程度が印を打っている)の集計としてオッズに現れます。そもそもの前提条件として、上記のように不完全な状況での情報が基になっているんです。
そして、日曜日になると、その前提条件崩れの情報を基にした人達が多数参加して、馬券を買います。
もし一定の的中率を出せているのであれば、日曜日だけ馬券を買えばOKです。そうすれば、何もしなくても回収率が自動で上がりますね。

もう1点の補足ですが、JRDBには過去約10年分の専門紙の一人一人の印のデータがあります。
それを見る限り、特に土曜日の方が良く、日曜日が悪いという傾向は見受けられません。そういった意味では、2日間を通して精度は一定です。

例えばここ4日間
JRDV→「全R」ボタンで、一括画面を開く→「成績」タブ。
select

・土曜日
d0122d0129

・日曜日
n0123n0130

それぞれ、単勝オッズ2倍未満の馬達の成績です。
30日の東京開催が特にヒドイですね。そして、これが関東圏の特徴を良く表しています。
ダイワルーツにしても、エヴァにしても、前走も1倍台のオッズで勝っていません。ケニアブラックは、前走圧勝しての昇級初戦。
毎回毎回、こんなパターンの馬ばかりが断トツ人気になります。
これは単純に関東をメインにしている人が馬券下手なのでしょうか?否、今は馬券の売り上げのほとんどがPATです。関東・関西の壁はネット上ならありません。
原因は別の所にあります。
参考までに、競馬に関わるプレイヤーを書き出してみます。
・JRA
・騎手
・調教師
・馬主
・マスコミ
・ファン
JRDBのポジションとしては、上記の中だと情報発信という観点からマスコミに分類されるかと思います。
さて、どれだと思います?



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