2011年10月30日

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先週の菊花賞は◎のオルフェーヴル、ウインバリアシオンがワンツー。3着のトーセンラーも挙げていましたが、馬券は馬連でシンプルに。馬券は当たっていますが、天気や馬場状態、展開面で当たっていないのは予想としてまだまだ。

【天皇賞・秋】
天皇賞・秋は東京芝2000m戦で行われます。ではコース図から見ていきます。
▼東京芝2000m
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東京芝2000mの特徴としては
・スタートから初めのコーナーまでの距離が短い。
・2コーナーが急な直角に近いカーブ。
・向正面でのアップダウン
・そこから3コーナーに入り、下りの緩いカーブ
・4コーナーから緩い上り坂
・直線が長く坂があり、残り300からは平坦。
などが挙げられます。

今週から「Bコース」を使用。金曜日の時点で芝は「良」。中間は芝刈り、肥料の散布、散水が行われています。野芝10〜12cm、洋芝14〜18cmです。土曜日も「良」馬場で行われました。直線の中から内の芝は、前開催から張り替えが行われており、その内70%はエクイターフだそう。更に、例年より洋芝の長さが長いことも影響してきそうです。

東京芝2000mはスローペースになりやすく約45.0%。ミドルペースは37.4%でミドルペースからスローペースになりやすい印象。脚質は「差し」が最も多く約33.0%。先行は28.4%でした。今週からコース替わりもあり、脚質に関しては、日曜の競馬も注意してみたい所です。

ラスト3F位置展開データも見て行きましょう。
▼東京芝2000mラスト3F位置展開データ
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これは作成している展開シート(仮)の新しいデータとして馬券内に好走した馬が、ラスト3F地点で、どこに位置していたかのデータ。簡単な説明をすると、左から1列目、2列目…後方の順に。上から内、中、外、大外となっています。赤系統が好走が多い部分、青系統が好走の少ない部分になります。

東京芝2000mは内の1・2列目、中の2〜4列目、外の2〜4列目の好走が多いようです。

▼天皇賞・秋展開予想図
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天皇賞・秋展開予想図を参考に見ると
内の1・2列目:1.シルポート 14.シャドウゲイト
中の2〜4列目:18.アーネストリー
外の2〜4列目:12.トーセンジョーダン
でしょうか。

残りは続きからどうぞ。



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勝つパターンは3つ
1:あらかじめ先行して3コーナーから緩い下り坂を使い、徐々に後続を離して粘り込む。
2:先行集団から中団に位置取り、直線の坂で先行勢がバテた所を交わし先頭で押し切る。
3:坂を上りきった後の平坦部分で、急追。

東京芝2000mはアップダウンが激しく勝負どころが緩やかな坂であることからペース指数が高いことと、直線の坂を越えるために上がり指数の高い馬が重要。また、ラスト3F位置展開データを見る限り、東京芝2000m戦はある程度の先行できることも重要でしょう。ペース指数と上がり指数が高く、テン指数が多少必要になってくる総合力が問われるレース。

◎11.ローズキングダム
○5.ブエナビスタ
▲4.エイシンフラッシュ
△7.ダークシャドウ
△8.ペルーサ
△9.ジャガーメイル
△12.トーセンジョーダン

宝塚記念はペース指数が高いレースの1つ。ローズキングダムは宝塚記念で先行し0.3秒差の4着。京都大賞典では3番手から上がり33.1で差しきり。上がりの高さを見せました。斤量減も魅力。菊花賞以降、成長を見せている点も評価。
メンディザバル騎手はワールドスーパージョッキーズシリーズで騎乗しており、08年は2桁人気馬で2着2回の好走を見せ、優勝している点からも騎手の不安はありません。

ブエナビスタは宝塚記念で2着。テン指数がそれ程高くありませんが、毎回上がり指数が高い点は魅力。ペース指数も高く、岩田騎手でこの枠は非常に魅力的。

エイシンフラッシュは宝塚記念で馬場の悪い内をずっと通り、3着に粘りました。休み明けは皐月賞で好走していますし、ペース指数、上がり指数も上々。宝塚記念以外でのテン指数がやや低い為、3番手に。ルメール騎手なら先行から差しでの競馬になるでしょう。

ダークシャドウ、ペルーサ、ジャガーメイルはテン指数こそ低いですがペース指数、上がり指数が高い馬。このようなタイプは3着に多くきています。

トーセンジョーダンは洋芝の札幌記念で優勝。洋芝の長い今の東京競馬場なら粘り込みがあっても。ラスト3F位置展開データにも該当しています。

総合力ならばアーネストリーになりますが、今回は騎手が不安。佐藤哲三騎手は落馬で骨折後、中2週で復帰。今週は東京競馬で2レースしか乗っていない点からみても、本調子ではない様子。ローテーションも札幌記念回避して、オールカマーから始動した点も昨年より順調さを欠いているように見えます。

まだまだ不十分な部分もありますが、データの修正や細かい分析もっとやっていきます。長くなりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます。

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