2013年11月27日
スタッフリレーコラム システム班M 担当週のテーマはオッズです。
月曜日に予告していた記事です。
今回は「単勝1倍台」にフォーカスを当てます。
(穴オッズ帯域も面白いんですが、やるとなれば1週では終わりませんので別の機会に)
何を説明するかの元データは以下。
▼クリックで拡大▼
※強く売れる、売れる、甘い それぞれの閾値は備考欄に記載しています。
要は
・基準オッズと「確定オッズ」
・基準オッズと「最小オッズ(一番売れていた時点オッズ)」
2パターン比較で集計してみたわけです。
「基準オッズ」単体の説明は、以下記事で説明していますので参考にしてみて下さいね!
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 序]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 破]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 Q]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 ?]
■[馬具変更とオッズ乖離]
さて、表だけだと伝わるものも伝わらないので、グラフに変換。
その1.「基準オッズと確定オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
実線の赤が勝率、緑が連対率、青が複勝率です。
(点線は比較対象の平均値です。)
右に行くほど「基準オッズより売れている場合」になります。
勝率連対率は綺麗な比例グラフですね。
注目点として基準1倍台の馬は、基準オッズ前後では平均値を下回ります。
基準オッズ1倍台の馬 格言1:
「確定オッズが基準オッズ以上に売れていないと平均値に達さない」
ま、「当たり前」ですね。
確定オッズが基準より売れている=オッズが安い人気馬
ですから。
その2.「基準オッズと最小オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
最小オッズとは「その馬が一番売れていた時点オッズ」です。 確定オッズとは違います。
注:集計に用いた最小オッズは「競馬場やWINSで馬券発売開始後のオッズ」としています。数万円で上下してしまう「IPATのみ売上オッズ」はノイズとして除去しています。
月曜予告していた「モザイク画像」のモザイク無し画像がコレ。
(モザイクは「基準オッズと最小オッズ」にかけてました。)
「平均勝率50%を誇る単勝1倍台の馬」が
「最小オッズが基準オッズに達していないと勝率25%まで落ちる」
ことは覚えておきましょう。
基準オッズ1倍台の馬 格言2:
「最小オッズが基準オッズ以上に売れていないと勝率25%まで落ちる」
以上、「当たり前」の事を書いてます。もうちょっとだけ、お付き合い願います。
次は「その1」と「その2」を組み合わせますよ。
その3.「最小オッズが基準オッズに達している場合」縛り 「基準オッズと確定オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
何が違うかと言いますと。。。
一番左の「甘い」オッズでも基準前後と変わらない勝率キープである点です。
最小オッズが基準オッズに達してさえいれば、確定オッズが基準オッズより甘くても踏みとどまっているわけです。
基準オッズ1倍台の馬 格言3:
「最小オッズが基準オッズ以上に売れてさえいれば、確定オッズが甘くても勝率に差は無くなる」
長々と書きましたが、「全部当たり前のことじゃん!」との突っ込みが入りそうですがね(汗
この「当たり前のこと」が分かる環境、あるのでしょうか?
オッズを確認する作業には以下があると思います。
・競馬場の電光掲示板で現在オッズを確認する
・IPATやJRAサイトで現在オッズを確認する
・WINSでオッズプリンターにて現在オッズを確認する
・JRA公式データでオッズを取得する
▼これを図に表すと以下です。▼
競馬ファンの大部分が置かれているのは、上記の「現在オッズだけが分かる環境」になります。
▼次に、基準オッズを図に入れてみます。▼
▼次に「最小オッズ(一番売れていた時点オッズ)」を入れてみます。▼
▼良い売れ方は以下です。▼
▼ベストな売れ方は以下です。▼
現在、システム班Kさんと一緒に「基準オッズ×0.6」より売れている場合の分析をしているんですねー。
これを「強オッズ」と呼んでおります。
長くなってしまったので、ここで一回記事を締めます。
・基準オッズ、最小オッズとの比較で売れ方の「強弱」がわかる。
・「現在オッズ」を見るだけでは、全体像が何も分からない。
基準オッズ、最小オッズの比較をしたいが、その方法は???
直前情報リニューアル版を使うと「基準オッズ」との比較は可能です。
「最小オッズ」もある程度は分かります。
▼時系列タブ クリックで拡大▼
▼単複合成オッズ比較 クリックで拡大▼
ただし大きな弱点があります。
・直前情報リニューアル版時系列タブは「パドック&馬具&脚元」データと同時に配信する仕様のため、
「その後のオッズの動きが分かりづらい」のです。
(常に最新のオッズは別途表示していますが。)
というわけで、「無いのなら 作ってしまえ ホトトギス」。
次回記事は新しく作ったオッズアプリのお話になります。金曜日夜に更新予定です!
(スマートフォン用ですよ〜)
▼YouTubeに動作動画アップしたので「チラ見せ」しておきます。チョットだけよ〜▼
JRDBはこちら 携帯版JRDBはこちら 携帯からの申し込みはこちら PCからの申し込みはこちら
©2010 JRDB
月曜日に予告していた記事です。
今回は「単勝1倍台」にフォーカスを当てます。
(穴オッズ帯域も面白いんですが、やるとなれば1週では終わりませんので別の機会に)
何を説明するかの元データは以下。
▼クリックで拡大▼
※強く売れる、売れる、甘い それぞれの閾値は備考欄に記載しています。
要は
・基準オッズと「確定オッズ」
・基準オッズと「最小オッズ(一番売れていた時点オッズ)」
2パターン比較で集計してみたわけです。
「基準オッズ」単体の説明は、以下記事で説明していますので参考にしてみて下さいね!
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 序]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 破]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 Q]
■[「基準オッズってなんですか?」 Mの説明コーナー 基準オッズの使い方 ?]
■[馬具変更とオッズ乖離]
さて、表だけだと伝わるものも伝わらないので、グラフに変換。
その1.「基準オッズと確定オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
実線の赤が勝率、緑が連対率、青が複勝率です。
(点線は比較対象の平均値です。)
右に行くほど「基準オッズより売れている場合」になります。
勝率連対率は綺麗な比例グラフですね。
注目点として基準1倍台の馬は、基準オッズ前後では平均値を下回ります。
基準オッズ1倍台の馬 格言1:
「確定オッズが基準オッズ以上に売れていないと平均値に達さない」
ま、「当たり前」ですね。
確定オッズが基準より売れている=オッズが安い人気馬
ですから。
その2.「基準オッズと最小オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
最小オッズとは「その馬が一番売れていた時点オッズ」です。 確定オッズとは違います。
注:集計に用いた最小オッズは「競馬場やWINSで馬券発売開始後のオッズ」としています。数万円で上下してしまう「IPATのみ売上オッズ」はノイズとして除去しています。
月曜予告していた「モザイク画像」のモザイク無し画像がコレ。
(モザイクは「基準オッズと最小オッズ」にかけてました。)
「平均勝率50%を誇る単勝1倍台の馬」が
「最小オッズが基準オッズに達していないと勝率25%まで落ちる」
ことは覚えておきましょう。
基準オッズ1倍台の馬 格言2:
「最小オッズが基準オッズ以上に売れていないと勝率25%まで落ちる」
以上、「当たり前」の事を書いてます。もうちょっとだけ、お付き合い願います。
次は「その1」と「その2」を組み合わせますよ。
その3.「最小オッズが基準オッズに達している場合」縛り 「基準オッズと確定オッズ」を比較し、売れ方別での集計です。
何が違うかと言いますと。。。
一番左の「甘い」オッズでも基準前後と変わらない勝率キープである点です。
最小オッズが基準オッズに達してさえいれば、確定オッズが基準オッズより甘くても踏みとどまっているわけです。
基準オッズ1倍台の馬 格言3:
「最小オッズが基準オッズ以上に売れてさえいれば、確定オッズが甘くても勝率に差は無くなる」
長々と書きましたが、「全部当たり前のことじゃん!」との突っ込みが入りそうですがね(汗
この「当たり前のこと」が分かる環境、あるのでしょうか?
オッズを確認する作業には以下があると思います。
・競馬場の電光掲示板で現在オッズを確認する
・IPATやJRAサイトで現在オッズを確認する
・WINSでオッズプリンターにて現在オッズを確認する
・JRA公式データでオッズを取得する
▼これを図に表すと以下です。▼
M:これだけだと「一番人気が1.9倍かあ〜。この馬の単勝堅いのかな?」という感想しか出ません(私は)
競馬ファンの大部分が置かれているのは、上記の「現在オッズだけが分かる環境」になります。
▼次に、基準オッズを図に入れてみます。▼
M:単勝1.9倍にもかかわらず、「基準オッズ1.8倍より売れていない」 あやしい人気馬パターンになります。
▼次に「最小オッズ(一番売れていた時点オッズ)」を入れてみます。▼
M:「現在オッズは基準より甘いが、最小オッズは基準より売れている。」パターンになります。
▼良い売れ方は以下です。▼
M:「現在オッズも最小オッズも基準より強く売れている。」パターンになります。
▼ベストな売れ方は以下です。▼
M:「基準オッズ×0.6より強く売れている。」パターン。
現在、システム班Kさんと一緒に「基準オッズ×0.6」より売れている場合の分析をしているんですねー。
これを「強オッズ」と呼んでおります。
長くなってしまったので、ここで一回記事を締めます。
・基準オッズ、最小オッズとの比較で売れ方の「強弱」がわかる。
・「現在オッズ」を見るだけでは、全体像が何も分からない。
基準オッズ、最小オッズの比較をしたいが、その方法は???
直前情報リニューアル版を使うと「基準オッズ」との比較は可能です。
「最小オッズ」もある程度は分かります。
▼時系列タブ クリックで拡大▼
▼単複合成オッズ比較 クリックで拡大▼
ただし大きな弱点があります。
・直前情報リニューアル版時系列タブは「パドック&馬具&脚元」データと同時に配信する仕様のため、
「その後のオッズの動きが分かりづらい」のです。
(常に最新のオッズは別途表示していますが。)
M:無いんです。完璧な条件を満たすモノが。
というわけで、「無いのなら 作ってしまえ ホトトギス」。
次回記事は新しく作ったオッズアプリのお話になります。金曜日夜に更新予定です!
(スマートフォン用ですよ〜)
JRDBはこちら 携帯版JRDBはこちら 携帯からの申し込みはこちら PCからの申し込みはこちら
コメント一覧
1. Posted by ぺるふ 2013年11月27日 19:38
> …はノイズとして除去しています。
この辺りの表現が、ああ…考え方が違うなぁ…と思ってしまった(笑)
面白いです。
この辺りの表現が、ああ…考え方が違うなぁ…と思ってしまった(笑)
面白いです。
2. Posted by こ、こいつ、動くぞ? 2013年11月28日 00:10
まさか、オッズの動きがロウソクチャートのアニメでわかるのか!期待。
3. Posted by システム班M 2013年11月28日 17:53
ぺるふさんへ
コメントありがとうございます。
システム屋独特の表現だったかもしれません(汗
もっと、わかりやすく書かないといけないんですが。
まだまだですね。
コメントありがとうございます。
システム屋独特の表現だったかもしれません(汗
もっと、わかりやすく書かないといけないんですが。
まだまだですね。
4. Posted by システム班M 2013年11月28日 17:54
こ、こいつ、動くぞ?さんへ
そうです。ロウソクチャートのオッズ版&アニメ化ですね。
期待していて下さい(笑
そうです。ロウソクチャートのオッズ版&アニメ化ですね。
期待していて下さい(笑
5. Posted by 麻生 2013年11月28日 19:23
Higeオッズ登場ですね 待ってました
12月使えますか?
使えのならjrdb更新しなくちゃ
競馬オッズのスペシャリスト シンドロームやSONARに負けないぐらいのものだったら嬉しいです
12月使えますか?
使えのならjrdb更新しなくちゃ
競馬オッズのスペシャリスト シンドロームやSONARに負けないぐらいのものだったら嬉しいです
6. Posted by システム班M 2013年11月29日 21:24
麻生さんへ
今週からレース限定ですがブログ上で公開予定です。
「JRDB基準オッズとの比較」に重きを置いたアプリなので、麻生さんの希望とは違うかもしれませんが、お試しで使ってみて下さい。
今週からレース限定ですがブログ上で公開予定です。
「JRDB基準オッズとの比較」に重きを置いたアプリなので、麻生さんの希望とは違うかもしれませんが、お試しで使ってみて下さい。